9年前に購入した iPad2 用の Bluetooth キーボード内蔵アルミケース。内蔵バッテリーがダメになって長らく放置状態だったので断捨離を考えたのですが、どうせ捨てるものなら分解してみようということになりました(これは男のコの性ですw)。
このキーボードは Apple 純正品ではなく、PRO.LAMP というメーカーの製品です。キー配列は US キー配列で、iPad2 のカバーとして使えるほか、iPad2 を立てて使用するためのスタンドにもなります。
9年前に購入した iPad2 用のキーボード内蔵アルミケース、送料込み 1,930円 でした。
まずは分解してみる
とりあえず分解してみようとしたのですが、ネジの類がまったく見当たりません。
裏にも表にもネジのようなものは見当たりません。
というわけで、お馴染みの分解用治具 をキーボードとカバーの境界部分に捻じ込んで強引に抉じ開けていきます。
分解用治具 でキーボードパネルを抉じ開けました。
隙間からキーボードコネクタが見えました。このまま強引にキーボードを剥がすとコネクタやケーブルが破損してしまうので、慎重にケーブルを外します。
フラットケーブルを基板からリリースしてキーボードを外します。
バッテリーのリード線をカットして基板から分離します。
バッテリーのリード線を切断します。
キーボードはケースにツメのようなもので嵌め込んであるものと思っていたら、単純に両面テープで貼り付けてあるだけでした(笑)。
キーボードは両面テープでケースに貼り付けられていました。経年劣化で粘着力がなくなっているので奇麗に剥がしておきます。
内蔵バッテリーを調べる
取り出したバッテリーを調べてみると、うっすらと 501235 という型番と 3.7V という定格の表示が読み取れます。
501235 という型番と 3.7V の定格表示が読み取れます。
そこで、型番 501235 でググってみると、Amazon で扱っていることが判明しました。さらに、Amazon で 501235 で検索すると複数の候補が表示されました。
Amazon にアクセスして 501235 で検索すると多数の候補が表示されました。
検索結果をみると1個当たり1,500円~3.000円強で販売されていました。1,930円 ( 送料込 ) のキーボードの電池交換に 1,500円以上も掛かってしまっては本末転倒です。もっと安く買える場所を・・・ということで、「困ったときの AliExpress 頼み 」です。
AliExpress でキーワード 501235 で検索してみると大量にヒットしました。しかも金額が一桁違います。中には怪しいものもありますが、それが AliExpress クオリティです。
AliExpress にアクセスして 501235 で検索すると大量にヒット。しかも金額が Amazon と一桁違います。
AliExpress で内蔵バッテリーを買う
AliExpress で買い物をするときの注意点は以下の通りです。
偽物・粗悪品に注意すること
送料が商品本体より高い場合があるので注意すること
品物ではなくて品物を写した印刷物やポスターだったりすることがあるので気をつけること
AliExpress に限らず海外サイトで買い物をするときは PayPal で支払うこと
商品が到着するまでかなりの時間を要することがあるので覚悟すること
というわけで、商品の代金金額と送料を勘案して良さそうなものを選びました。代金 494円+送料 477円で計 964円でした。
発注時点では代金 494円+送料 477円の計 964円でした。現在はもっと安くなっているようです。
2021 年 10 月 6 日に発注したのですが、発注時の表示では納品日は 12 月 6 日となっていました。海外サイトでは納品に2ヶ月くらいかかることはザラにあるので、まあそんなものでしょうと腹を括りました。 ・・・が、驚いたことに 10 月 18 日の 12時過ぎに品物が届きました。ちょっとビックリです。
注文から2週間経たずに商品が届きました。
梱包を解くとバッテリーが1個入っていました。
【ご参考】AliExpress 等の海外サイトでの支払いには PayPal がオススメです
海外サイトでの購入にクレジットカードを使用するのは不安(危険)なので、筆者は PayPal を使用しています。商品が届かないとか、発注品と異なる(劣悪な)商品が届いたとかいった事故は皆無ではない ので、万一のときに全額保証 してもらえる PayPal を使うのが安心安全です。*1
PayPal アカウントをまだお持ちでない方は下記のリンクから手続きを行うと 500 円分のクーポン が貰えます。ご利用ください。
aklam.io
内蔵バッテリーを交換する
届いたバッテリーのリード線をキーボードの基板にはんだ付けします。・・・と思ったのですが、リード線の長さが短くて基板まで届きません。
上が交換前のバッテリー、下が今回購入したバッテリー。リード線の長さが短いです。
そこで、旧バッテリーからリード線を切り取って延長に使用します。
古いバッテリーのリード線を切り取ってリード線の延長に使います。
延長したリード線を基板の電源入力にはんだ付けして作業終了です。両面テープをつかって筐体を元の状態に組み直します。
今回使用した道具とバッテリー交換を済ませたキーボード。半田ゴテは安定と信頼の HAKKO 製です。
充電をして iPad2 で動作確認する
充電用のミニ USB 端子に USB 電源を接続してキーボードの充電を行ったところ、問題なく充電が完了しました。iPad2 と Bluetooth でペアリングして動作確認をしましたが、何の問題もなく使用できました。
充電後、iPad2 とペアリングを行って正常に動作することを確認しました。
こぼれ話的ヨタ話 *2
実は久しぶりに iPad2 の電源を入れたらアクティベーション ロックが解除できない状態になっていて焦りました。パスワードが受け付けられない状態でどうにも手の施しようがなかったので、PC に接続して初期化を行って何とか使えるようになりました。
現在アプリがほとんど入っていない状態ですが、iPad2 は iOS9.x でサポートを打ち切られてしまっているので、動作するアプリが限られているのがネックです。とりあえず Lightroom 用のリモートコンソールのアプリだけインストールしておきました。
ちなみに、筆者の iPad2 は Apple 純正ネーム入り限定特別仕様品です(自慢w)。
筆者の iPad2 は Apple 純正のネーム入り限定特別仕様。
商品リンク
ja.aliexpress.com
コメント・脚注