pepe’s blog

雑多な趣味に関して深く浅く広く狭く語るブログです。

パナソニック ジェットウオッシャー ドルツ EW-DJ51 の電池交換

パナソニック ジェットウオッシャー ドルツ EW-DJ51 が内蔵バッテリーの劣化により、電池切れが頻発するようになってきたのでバッテリーの交換を行いました。

パナソニック ジェットウオッシャー ドルツ EW-DJ51

ドルツ EW-DJ51Panasonic 製の歯間・歯周洗浄用のジェットウォッシャーです。すでに生産を終了していますが、まだ市場在庫があるようでスペアのジェットノズルの入手も可能です。ドルツ EW-DJ51 の詳細については下記のページを参照してください。

EW-DJ51 交換用電池の購入

ドルツ EW-DJ51 の交換用電池は EW1211L2507N という型番のもので、楽天に出店している複数のストアから購入が可能です。今回はその中でも送料を含めて最安値で購入可能な「でん吉」というストアから購入しました。購入価格は 990 円(税込)+送料 180 円でした。

でん吉から購入した交換用電池。EW-DJ51 では2個1セットで使用します。

EW-DJ51 の電池交換の方法

最近では、シェーバーやジェットウォッシャーなどの充電池を内蔵している製品では、製品の廃棄時にバッテリーを取り出して別途処理することが求められています。そのため、製品の取扱説明書には "廃棄のための電池の取り出し方" が記載されています。電池交換にあたってはこの説明をもとに作業を行います。

なお、説明書の記載は、あくまで "廃棄のため" のものなので、電池交換作業は自己責任で行う必要があります。特に水を使用する製品については、防水・耐水のためのパッキン等の処理をきちんと行う必要があるので十分に注意してください。

取扱説明書の表紙と電池の取り出し手順の説明のページ。

電池交換の具体的手順

  1. 交換作業の前に内蔵電池が放電し切っていることを確認します。電池残量がある場合は残量がなくなるまで空運転を行います。
  2. 底面の貯水タンクを取り外します。
  3. 底面のビス2本を外して底面パネルを取り外します。このとき、ビス孔に付いているパッキン(黒いOリング)を無くさないように気を付けてください。
  4. 上面のカバーを取り外します。カバーの取り外しにはお馴染みのケースオープナーなどの治具を使うと簡単です。
  5. 写真のパーツを外し、下に隠れていたビスを外します。
  6. ケースから中身のユニットを引き抜きます。気密を高めるためにパッキンがきつめに装着されている関係で簡単には引き抜けませんが、くれぐれも部品を壊さないように慎重に作業してください。
    このとき、できればトップカバーごと内部ユニットを引き抜くようにしてください。私は誤ってトップカバーだけ外してしまいましたが、組み戻すときにトップカバーの内側にゴムパイプを付けるのに難儀しました(汗)。
  7. 内部ユニットから電池2本を外します。
  8. 新旧電池を並べてみました。よく見ると新品の電池の+電極の先端にプラスティック製リング(防水パッキンを押さえるもの?)がありません。
  9. そこで旧電池から先端のリングを新しい電池に移植して、ユニットに取り付けます。このとき、電池は黒いスポンジ面が手前に来るように取り付けます。
  10. 元通りに組み直して作業は終了です。

  11. 最後に、問題なく充電できることを確認します。

商品リンク

EW-DJ51 用交換バッテリー ( Panasonic EW1211L2507N )

EW-DJ51 本体・替えノズル

ケースオープナー

脚注・コメント

直流安定化電源 RockSeed RS305P - リファレンス編

RockSeed RS305P

RockSeed RS305P は RockSeed ブランドで販売されている直流安定化電源です。RS シリーズには RS305P ( 出力電流 0~5A ) と RS310P ( 出力電流 0~10A ) の2モデルがあります。私が所有しているのは RS305P で、2021年 12月に Amazon のタイムセール割引で 5,535 円 ( 通常価格 7,380円 - 割引額 1,845円 ) で購入しました。

RockSeed RS305P と Hanmatek HM305P

Hanmatek 社から仕様や外観、操作方法までまったく同じ HM305P と HM310P が販売されていますが、どちらかが OEM 製品と思われます。

写真左が RockSeed RS305P、写真右が Hanmatek HM305P
RockSeed RS305P と Hanmatek HM305P の前面パネル

本稿では、リファレンス編と題して RS305P の簡易リファレンスマニュアルを提示しますが、この内容は上位モデルの RS310P および Hanmatek 社の HM305P / HM310P に対しても適用することが可能です。

添付アプリのダウンロード方法

RockSeed RS305P / RS310P には製品マニュアルと CD-ROM が添付されています。どちらも会社名やブランドの記載はなく Hanmatek と共用と思われます。CD-ROM には PC にインストールして使用するアプリが含まれています。

製品に添付されているマニュアルと CD-ROM

なお、CD-ROM に含まれているソフトウェアおよび製品マニュアルは下記リンク ( Google ドライブ ) からダウンロード可能です。
drive.google.com

隠しメニュー

RockSeed RS305P には隠しメニュー ( ファクトリーモード ) があります。*1
このメニューは、本装置の診断や本装置をコンピュータと接続する際の通信パラメータの設定に使用されるもので、通常は操作する必要はありません(推奨されていません)。

ただし、シャトルボタンや各種ボタンの操作時に電子音 ( Beep 音 ) を鳴動するオプションは有用 *2 なので、その手順を以下に説明します。

操作音をオンにする

  1. まず、電源がオフになっていることを確認します。(電源がオンになっているときはいったんオフにします。)
  2. つぎに、直流出力ボタンを押したままで主電源スイッチをオンにします。
  3. 電源がオンになると、LED ディスプレイの上段に「Addr」、中段に「001」が表示され、メモリボタンの [M3][M4][M5][M6] が点灯します。
  4. 直流出力ボタンを1回押下すると LED ディスプレイ上段に「bEEP」、中段に「OFF」が表示され、[M4] ボタン が点灯します。
  5. [M4] ボタン を押下すると LED ディスプレイ中段の表示が「On」に変わります。以後、[M4] ボタン を押下するたびにオンとオフが切り替わります。
  6. 設定が終わったら主電源スイッチをオフにします。電源を再投入すると操作音が鳴動するようになります。
  7. 操作に迷った場合は主電源スイッチをオフにして、再度操作をやり直して下さい。

解説動画

youtu.be

RS305P / RS310P 簡易リファレンス

製品に添付されている取扱説明書には日本語訳も掲載されているのですが、翻訳精度のよくない機械翻訳で和訳したようでまったく要領を得ません。また、英文解説を読んでもドキュメントの構成がよくないために非常に分かりづらいものになっています。そこで、操作パネル上のスイッチ・ボタン類および LED ディスプレイ表示について、簡潔にリファレンスマニュアルとしてまとめてみました。

操作パネル

LED ディスプレイ

表示 内容

(上段) 電圧
  1. 直流出力スイッチがオフの時は設定値が表示されます。
  2. 直流出力スイッチをオンにすると出力中の電圧値が表示されます。
  3. 過電圧保護編集モードおよび過電流保護編集モードではモード表示に使用されます。

(中段) 電流
  1. 直流出力スイッチがオフの時は設定値が表示されます。
  2. 直流出力スイッチをオンにすると出力中の電流値が表示されます。
  3. 過電圧保護編集モードでは電圧の表示・設定に使用されます。

(下段) 電力/時間/状態
  1. 直流出力スイッチがオフの時は出力ステータスとして「OFF」が表示されます。
  2. 直流出力スイッチをオンにすると出力中の電力値が表示されます。
  3. リスト機能(自動シーケンス)の使用時は出力時間値(最大 9999 秒)が表示されます。
  4. 電源が保護状態に入ると以下のステータスが表示されます。
    • OVP ( 過電圧保護 )
    • OCP ( 過電流保護 )
    • OPP ( 過電力保護 )
    • OTP ( 過熱保護 )

電源スイッチ

名称・機能 内容

主電源スイッチ
  • 本装置の電源をオン/オフします。

直流出力スイッチ
  1. 主電源スイッチがオンのとき、このボタンを押すと出力端子に電力が供給されます。出力状態がオフのとき赤色、出力状態がオンのとき緑色に点灯します。
  2. 主電源スイッチがオフのとき、このボタンを押したまま主電源スイッチをオンにすると隠しメニューモードが起動します。

シャトルスイッチ・ボタン

名称・機能 内容

[回転] 数値編集
[押下] 桁/項目移動
  1. シャトルスイッチを操作(回転または押下)することでデータ編集モードに入ります。
  2. データ編集モードでは編集中の桁が点滅表示になり、シャトルスイッチを左右に回転させることで値を増減することができます。
  3. 通常のデータ編集モードでシャトルスイッチを押下すると点滅中のカーソルを移動させることができます(カーソルの移動方法は編集項目によって変わります)。
  4. メモリ編集時にシャトルスイッチを押下すると入力項目(電圧、電流、時間)をサイクリックに選択することができます。
  5. 編集モードは [B LOCK] ボタンを押して入力を確定するか、または 5 秒間のタイムアウトで終了します。

カーソル左移動
  • データ編集モードにおいて、点滅しているカーソルを左の桁に移動します。

カーソル右移動
  • データ編集モードにおいて、点滅しているカーソルを右の桁に移動します。

出力電圧編集
  1. [U CV] ボタンを短押しすることで出力電圧の編集モードに入ります。LED ディスプレイの下段に「S--U」が表示され、上段の電圧表示の最下位桁が点滅して編集が可能になります。
  2. 直流出力スイッチをオンにすると設定した電圧が出力端子に出力され、[U CV] ボタン緑色に点灯します。

出力電流編集
  1. [I CC] ボタンを短押しすることで出力電流の編集モードに入ります。LED ディスプレイの下段に「S--C」が表示され、中段の電流表示の最下位桁が点滅して編集が可能になります。
  2. 直流出力スイッチをオンにすると設定した電流が出力端子に出力されます。このとき設定値を超える電流が負荷にかかった場合は [I CC] ボタン赤色に点灯して負荷にかかる電流が設定値に制限されます。

[押下] 入力確定
[長押] 操作ロック
  1. データ編集モードで [B LOCK] ボタンを短押しすると入力値が確定します。
  2. [B LOCK] ボタンを長押し(2 秒以上)するとシャトルスイッチやボタン類がロックされて操作できなくなります(電源スイッチは操作可)。操作ロック中は [B LOCK] ボタンが点灯します。操作ロックを解除するには [B LOCK] ボタンを再度長押しします。

過電圧保護編集
  1. [OVP] ボタンを短押しすることで過電圧保護機能の編集モードに入ります。LED ディスプレイの上段に「OVP」が表示され、中段に過電圧保護設定値が表示されて編集が可能になります。
  2. LED ディスプレイの下段には過電圧保護機能のオン/オフ状態が表示され、[OVP] ボタンを押下するたびにオン/オフが切り替わります。
  3. 直流出力スイッチをオンにすると設定した電圧が出力端子に出力されます。このとき過電圧保護の設定値を超える電圧が負荷にかかった場合は [OVP] ボタン短時間点滅して出力は停止され、LED ディスプレイ下段に「OVP」が表示されます。

過電流保護編集
  1. [OCP] ボタンを短押しすることで過電流保護機能の編集モードに入ります。LED ディスプレイの上段に「OCP」が表示され、中段に過電流保護設定値が表示されて編集が可能になります。
  2. LED ディスプレイの下段には過電流保護機能のオン/オフ状態が表示され、[OCP] ボタンを押下するたびにオン/オフが切り替わります。
  3. 直流出力スイッチをオンにすると設定した電流が出力端子に出力されます。このとき過電流保護の設定値を超える電流が負荷にかかった場合は出力は停止されて、LED ディスプレイ下段に「OCP」が表示されます。

[長押] リスト機能
  1. [List] ボタンを長押し(2 秒以上)すると、リスト機能(自動シーケンス)モードに入ります。このモードでは、設定したタイム スケジュールに沿って、事前に設定された電圧と電流の値をサイクリックに繰り返し出力します。
  2. リスト機能モードに入ると、[List] ボタン青色に点灯して出力がオフになります。
  3. リスト機能モードでは、繰り返し出力したい電圧・電流・時間の組み合わせを [M1] ~ [M6] ボタンの中から1つ以上選びます。初期状態ではすべてのメモリボタンが選択状態になっており、メモリボタンを押下するたびに選択/非選択が切り替わります。選択されているメモリボタンは点灯します。
  4. メモリボタンを押下するとそのメモリに設定されている電圧・電流・時間が LED ディスプレイに表示されます。なお、この状態で各ボタンの設定内容を編集することはできません。各メモリボタンに電流・電圧・時間を設定する方法は [M1] ~ [M6] ボタンの説明を参照してください。
  5. 直流出力スイッチをオンにすると選択されたメモリボタンの設定内容に従って順番に出力が開始されます。出力中は該当するメモリボタンだけが点灯し、LED ディスプレイに電流・電圧・残り時間(カウントダウン)がそれぞれ表示されます。リストの最後に到達するとリストの最初の項目に自動的に戻ります。
  6. 直流出力スイッチをオフにすると出力が停止します。この状態で再び直流出力スイッチをオンにするとリストの先頭に戻って出力が開始されます。
  7. 直流出力スイッチのオン/オフに関わらず [List] ボタンを長押しすると、LED ディスプレイ下段に「OFF」と表示されて出力が停止し、リスト機能モードを終了します。






メモリ選択
  • リスト機能モード以外のときにメモリボタンを押下すると、メモリボタンが点灯して、LED ディスプレイには該当のメモリに設定されている電圧、電流、時間が表示されます。
  • メモリの読み出し
    1. メモリボタンが点灯している状態でもう一度同じメモリボタンを押下すると、LED ディスプレイに表示されている値が出力値として設定されます。
    2. 無操作状態が 5 秒間続くとタイムアウトになりメモリから読み出された値は無効になります。
  • メモリの編集
    1. メモリボタンが点灯している状態でシャトルボタンを押下すると、LED ディスプレイ上のカーソルが電圧 → 電流 → 時間の順に移動します。
    2. カーソルが点滅している状態でシャトルボタンを回すと値を増減することができます。
    3. 設定内容を保存したい場合は [B LOCK] ボタンを押下します。
    4. [B LOCK] ボタンの代わりに点灯中のメモリボタンをもう一度押下することでも設定内容の保存が可能ですが、この場合、メモリの読み出しも同時に行われるために、通常の出力値がメモリの設定内容に置き換わってしまう点に注意してください。
    5. 無操作状態が 5 秒間続くとタイムアウトになり編集内容は無効になります。

入出力端子

端子 内容

出力端子
前面パネル下部にマイナス端子、GND端子、プラス端子が並んでいます。製品に添付のケーブルはプラス端子とマイナス端子に接続します。

USB端子
背面パネルに USB 端子があります。USB ケーブルで本装置を PC に接続することにより、専用アプリ(PowerDC.exe)による各種モニタリングや出力電圧・出力電流の設定を行うことができます。

商品リンク

脚注・コメント

*1:RS310P や HANMATEK HM305P、HM310P にも同様の隠しメニューがあります。

*2:デフォルトの設定では電子音は鳴動しないようになっています。

PS4 コントローラの電池交換

PS4 コントローラが内蔵バッテリーの劣化により、電池切れが頻発するようになってきたのでバッテリーの交換を行いました。

PS4 コントローラ

PS4 コントローラの種類と型番

現在、国内で出回っている PS4 コントローラには、CUH-ZCT1J シリーズ と CUH-ZCT2J シリーズ ( DUALSHOCK 4 ) があります。*1

  1. CUH-ZCT1J シリーズ
    • CUH-ZCT1J
    • CUH-ZCT1J01
    • CUH-ZCT1J02
    • CUH-ZCT1J03
  2. CUH-ZCT2J シリーズ ( DUALSHOCK 4 )
    • CUH-ZCT2J
    • CUH-ZCT2J11
    • CUH-ZCT2J12
    • CUH-ZCT2J13
    • CUH-ZCT2J14
    • CUH-ZCT2J15
    • CUH-ZCT2J16
    • CUH-ZCT2J17
    • CUH-ZCT2J18
    • CUH-ZCT2J19
    • CUH-ZCT2J21
    • CUH-ZCT2J22
    • CUH-ZCT2J23
    • CUH-ZCT2J24
    • CUH-ZCT2J25
    • CUH-ZCT2J26
    • CUH-ZCT2J27
    • CUH-ZCT2J28
    • CUH-ZCT2J29
    • CUH-ZCT2J30

適合バッテリーを探す

PS4 コントローラの型番は、コントローラの裏面に貼られているシールに記載されています。筆者が使っているコントローラの型番は CUH-ZCT2J でした。

筆者が使っているコントローラの型番は CUH-ZCT2J でした。

そこで Amazon で適合バッテリーを探してみたところ、いくつかの互換バッテリーがみつかりました。今回はその中からロワジャパンの CUH-ZCT2J 対応の LIP1522-2J を選びました。

ロワジャパン製の CUH-ZCT2J 対応の互換バッテリーを選びました。

バッテリーの交換作業

PS4 コントローラ裏面の4個所のビスを外し、お馴染みのケースオープナーを使ってカバーを外します。このとき、カバー部と本体制御基板が1本のフラットケーブルで繋がっているので、誤ってフラットケーブルを断線しないように注意してください。このフラットケーブルは無理に外さなくても、着けたままでバッテリー交換が可能です。*2

カバー部と本体制御基板が1本のフラットケーブルで繋がっているので、誤ってフラットケーブルを断線しないように注意してください。

古いバッテリーのコネクタ(バッテリー左側の白いコネクタ)を抜いて、新しいバッテリーと交換し、バッテリーのコネクタを挿します。

古いバッテリーのコネクタ(バッテリー左側の白いコネクタ)を抜いて、新しいバッテリーと交換します。

必要に応じてエアダスターやパーツクリーナーを使って内部のクリーニングを行い、本体にカバーを装着して裏面の4つのビスを締めれば作業完了です。

バッテリー交換後の使用感

バッテリー交換後の使用感はまったく問題ありません。純正バッテリーの電池容量 1,000mAh に対して、ロワジャパンの LIP1522-2J の電池容量は 2,000mAh とカタログスペックではありますが2倍の容量があるので、当面は電池切れの心配はなさそうです。

商品リンク

CUH-ZCT2J シリーズ ( DUALSHOCK4 ) 用

CUH-ZCT1J シリーズ用

CUH-ZCT1J / CUH-ZCT2J シリーズ兼用

ケースオープナー

脚注・コメント

*1:他にも、海外向けの CUH-ZCT2 シリーズなどがありますが、国内向けのものとはバッテリーの仕様が異なるので注意してください。

*2: 下手にケーブルを抜いてしまうと、けっこう面倒なことになるので外さずに作業することをおススメします。

iPad2 用キーボード内蔵アルミケースを復活させる

9年前に購入した iPad2 用の Bluetooth キーボード内蔵アルミケース。内蔵バッテリーがダメになって長らく放置状態だったので断捨離を考えたのですが、どうせ捨てるものなら分解してみようということになりました(これは男のコの性ですw)。

iPad2 用の Bluetooth キーボード内蔵アルミケース

このキーボードは Apple 純正品ではなく、PRO.LAMP というメーカーの製品です。キー配列は US キー配列で、iPad2 のカバーとして使えるほか、iPad2 を立てて使用するためのスタンドにもなります。

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9年前に購入した iPad2 用のキーボード内蔵アルミケース、送料込み 1,930円 でした。

まずは分解してみる

とりあえず分解してみようとしたのですが、ネジの類がまったく見当たりません。

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裏にも表にもネジのようなものは見当たりません。

というわけで、お馴染みの分解用治具をキーボードとカバーの境界部分に捻じ込んで強引に抉じ開けていきます。

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分解用治具でキーボードパネルを抉じ開けました。

隙間からキーボードコネクタが見えました。このまま強引にキーボードを剥がすとコネクタやケーブルが破損してしまうので、慎重にケーブルを外します。

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フラットケーブルを基板からリリースしてキーボードを外します。

バッテリーのリード線をカットして基板から分離します。

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バッテリーのリード線を切断します。

キーボードはケースにツメのようなもので嵌め込んであるものと思っていたら、単純に両面テープで貼り付けてあるだけでした(笑)。

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キーボードは両面テープでケースに貼り付けられていました。経年劣化で粘着力がなくなっているので奇麗に剥がしておきます。

内蔵バッテリーを調べる

取り出したバッテリーを調べてみると、うっすらと 501235 という型番と 3.7V という定格の表示が読み取れます。

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501235 という型番と 3.7V の定格表示が読み取れます。

そこで、型番 501235 でググってみると、Amazon で扱っていることが判明しました。さらに、Amazon501235 で検索すると複数の候補が表示されました。

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Amazon にアクセスして 501235 で検索すると多数の候補が表示されました。

検索結果をみると1個当たり1,500円~3.000円強で販売されていました。1,930円 ( 送料込 ) のキーボードの電池交換に 1,500円以上も掛かってしまっては本末転倒です。もっと安く買える場所を・・・ということで、「困ったときの AliExpress 頼み」です。

AliExpress でキーワード 501235 で検索してみると大量にヒットしました。しかも金額が一桁違います。中には怪しいものもありますが、それが AliExpress クオリティです。

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AliExpress にアクセスして 501235 で検索すると大量にヒット。しかも金額が Amazon と一桁違います。

AliExpress で内蔵バッテリーを買う

AliExpress で買い物をするときの注意点は以下の通りです。

  1. 偽物・粗悪品に注意すること
  2. 送料が商品本体より高い場合があるので注意すること
  3. 品物ではなくて品物を写した印刷物やポスターだったりすることがあるので気をつけること
  4. AliExpress に限らず海外サイトで買い物をするときは PayPal で支払うこと
  5. 商品が到着するまでかなりの時間を要することがあるので覚悟すること

というわけで、商品の代金金額と送料を勘案して良さそうなものを選びました。代金 494円+送料 477円で計 964円でした。

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発注時点では代金 494円+送料 477円の計 964円でした。現在はもっと安くなっているようです。

2021 年 10 月 6 日に発注したのですが、発注時の表示では納品日は 12 月 6 日となっていました。海外サイトでは納品に2ヶ月くらいかかることはザラにあるので、まあそんなものでしょうと腹を括りました。
・・・が、驚いたことに 10 月 18 日の 12時過ぎに品物が届きました。ちょっとビックリです。

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注文から2週間経たずに商品が届きました。

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梱包を解くとバッテリーが1個入っていました。

【ご参考】AliExpress 等の海外サイトでの支払いには PayPal がオススメです

海外サイトでの購入にクレジットカードを使用するのは不安(危険)なので、筆者は PayPal を使用しています。商品が届かないとか、発注品と異なる(劣悪な)商品が届いたとかいった事故は皆無ではないので、万一のときに全額保証してもらえる PayPal を使うのが安心安全です。*1

PayPal アカウントをまだお持ちでない方は下記のリンクから手続きを行うと 500 円分のクーポンが貰えます。ご利用ください。

aklam.io

内蔵バッテリーを交換する

届いたバッテリーのリード線をキーボードの基板にはんだ付けします。・・・と思ったのですが、リード線の長さが短くて基板まで届きません。

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上が交換前のバッテリー、下が今回購入したバッテリー。リード線の長さが短いです。

そこで、旧バッテリーからリード線を切り取って延長に使用します。

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古いバッテリーのリード線を切り取ってリード線の延長に使います。

延長したリード線を基板の電源入力にはんだ付けして作業終了です。両面テープをつかって筐体を元の状態に組み直します。

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今回使用した道具とバッテリー交換を済ませたキーボード。半田ゴテは安定と信頼の HAKKO 製です。

充電をして iPad2 で動作確認する

充電用のミニ USB 端子に USB 電源を接続してキーボードの充電を行ったところ、問題なく充電が完了しました。iPad2Bluetooth でペアリングして動作確認をしましたが、何の問題もなく使用できました。

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充電後、iPad2 とペアリングを行って正常に動作することを確認しました。

こぼれ話的ヨタ話 *2

実は久しぶりに iPad2 の電源を入れたらアクティベーションロックが解除できない状態になっていて焦りました。パスワードが受け付けられない状態でどうにも手の施しようがなかったので、PC に接続して初期化を行って何とか使えるようになりました。

現在アプリがほとんど入っていない状態ですが、iPad2 は iOS9.x でサポートを打ち切られてしまっているので、動作するアプリが限られているのがネックです。とりあえず Lightroom 用のリモートコンソールのアプリだけインストールしておきました。

ちなみに、筆者の iPad2Apple 純正ネーム入り限定特別仕様品です(自慢w)。

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筆者の iPad2Apple 純正のネーム入り限定特別仕様。

商品リンク

ja.aliexpress.com

コメント・脚注

*1:英語が苦手な人でも Google 翻訳を使えば交渉用の文章は簡単に作れます。筆者も過去に二回ほど詐欺まがいのショップに遭遇しましたが、Google 先生のおかげで二回とも全額保証を受けられました。

*2:「こもれ話」と書いている人が多いですが、これは間違い。正しくは「零れ話(こぼればなし)」です。

IchigoJam で遊ぼう ② ~ 入出力機器接続編 ~

IchigoJam に入出力機器を接続する

IchigoJam で遊ぼう」の第二回のテーマは「入出力機器の接続」です。具体的には電源、キーボード、モニタ(ディスプレイ)を接続してスタンドアローン PC として使用できるようにします。

IchigoJam の入出力端子

IchigoJam をスタンドアローン PC として使用するためには VIDEO / KBD / PWR の3つの端子にそれぞれモニタ、キーボード、電源を接続する必要があります。

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左上の VIDEO と書かれた端子にモニタ(コンポジット入力)、
右上の KBD と書かれた端子にキーボード(PS/2 タイプで USB コネクタのもの)、
右下の PWR と書かれた端子(micro USB)に電源をそれぞれ接続します。

IchigoJam に電源を接続する

IchigoJam の電源は USB 給電micro USB 端子)になっています。モバイルバッテリーも使用可能なので、お手持ちの USB 電源を接続してください。筆者は cheero のモバイルバッテリーを使用しました。1A 出力でも問題なく動作しています。

IchigoJam にモニタを接続する

IchigoJam の VIDEO 出力はコンポジット信号を出力する形式になっています。そのためモニタディスプレイはコンポジット入力端子が付いているものを使用する必要があります。なお、最近のコンピュータ用ディスプレイは HDMI 入力や DisplayPort 入力が主流になっており、コンポジット信号を入力できないものがほとんどだと思います。IchigoJam 専用にコンポジット入力付きの液晶モニタを購入してもいいのですが、他に使い道がないものを買い揃えるのはお金がもったいないので、手近に使用できるモニタがない場合は、以下のいずれかの方法で代用できます。

  • テレビVIDEO 端子があるもの)に接続する
  • USB to TTL シリアルコンバータを使って PC に接続する *1
  • ビデオキャプチャーデバイスを使って PC に接続する *2
  • コンポジット - HDMI 変換器を使って PC 用ディスプレイに接続する *3

筆者の場合は、DELL U2410 という PC 用の液晶ディスプレイを使用しました。DELL U2410VGA / DVI-D (x2) / DisplayPort / HDMI / Component / Composite の計6種7個の入力端子を備えた非常に可搬性の高いディスプレイです。*4

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DELL U2410 の入力信号選択メニュー。6種7台のデバイスに接続できます。

IchigoJam にキーボードを接続する

IchigoJam の KBD 入力端子は USB TypeA 形式になっていますが、キーボードインタフェースは USB ではなく PS/2 形式になっています。このため、USB 接続のキーボードは使用することができません

IchigoJam で使用できるキーボードはインタフェースが PS/2 で、端子の形式が USB TypeA である必要があります。この手のキーボードは昔はたくさんあったのですが、最近はあまり使われることがなくなったので、新たに購入しようとすると選択肢がほとんどありません。しかも USB インタフェースのものに比べると価格が高いです。

なお、使用できるキーボードがない場合の代用策として次の方法があります。

  • PS/2 USB 逆変換アダプタを使って USB キーボードを接続する *5
  • USB to TTL シリアルコンバータを使って PC に接続する *6

筆者の場合は、手元に ELECOMTK-FCM005BK という古いキーボードのストックがあったので、これを使用しました。*7

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手元に未使用のキーボードがあったのでこれを使用しました。

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IchigoJam に ELECOM TK-FCM005BK を接続した様子。

【参考】USB インタフェースのキーボードを接続してみた

試しに USB インタフェースの無線キーボードを接続してみたのですが、全く動作しませんでした。

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Raspberry Pi 等で使用している無線 USB キーボードを繋いでみましたが、まったく機能しませんでした。

IchigoJam の起動

IchigoJam に入出力機器と電源を接続できたら電源スイッチを入れて起動します。

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IchigoJam にモニタ、キーボード、電源を接続した様子。

IchigoJam が起動すると、液晶ディスプレイに IchigoJamファームウェアバージョンが表示されます。筆者の IchigoJam のバージョンは 1.2.3 でした。

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IchigoJam が起動すると液晶ディスプレイにファームウェアのバージョンが表示されます。

トラブル発生

ところが、ここで問題が発生しました。白色で奇麗に表示されていたバージョン表示がしばらく経つと色が滲んだり画面が上下にスクロールするなどの不具合が起きたのです。

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起動直後は奇麗に表示されていた画面に、しばらくすると色の滲みなどのトラブルが発生しました。

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キーボードから打ち込んだソースリストもカラフルな表示に・・・。

IchigoJam を再起動したり、液晶ディスプレイの電源を入れ直したりしてみましたが、一向に改善される気配はなく、いったんここで挫折しました。第一回の投稿から第二回の投稿までに日数がかかってしまったのはそのせいです。

IchigoJamファームウェアをアップデートしてみた

その後、ファームウェアを最新版(1.4.3)に更新したところ若干安定するようになりました。相変わらず、ある程度時間が過ぎると色の滲み等が発生しますが、ファームアップ以前に比べればまだマシという感じです。

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ファームウェアを 1.4.3 にアップデートしました。

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ソースリストを表示しても色の滲みは出ていません。ただし長時間放置すると滲みが生じるのでハードウェアレベルの問題と考えられます。

次回予告のようなもの

次回は IchigoJam のファームアップの方法について取り上げたいと思います。また、USB to TTL シリアルコンバータを使って IchigoJam をPC と接続して使う方法についても取り上げる予定です。

バックナンバー

商品リンク

IchogoJam 本体、ケース、参考書籍

        

IchigoJam のバリエーション

   

IchogoJam 関連ボード

 

IchigoJam で動作確認済みの液晶モニタ(コンポジット入力)*8

IchigoJam で動作確認済みのキーボード( PS/2 & USB 対応)

USB to TTL シリアルコンバータ

 

ジャンパーワイヤ *9

PS/2 USB 逆変換アダプタ

商品検索

*1:USB to TTL シリアルコンバータは別途用意してください。

*2:ビデオキャプチャーデバイスは別途用意してください。

*3:コンポジット - HDMI 変換器は別途用意してください。

*4:古い機種なのですが、トラブルもなく、いろいろなデバイスに接続できるのでたいへん重宝しています。

*5:PS/2 USB 逆変換アダプタとは USB キーボードを PS/2 キーボードとして使用できるようにするアダプタです。販売価格 2,445 円(税込)と USB キーボード本体よりも高くついてしまうのが残念な点です。

*6:USB to TTL シリアルコンバータは別途用意してください。

*7:ただし、IchigoJam のキーボードドライバの不具合のせいか、打鍵するときに深く押し込まないと全然違う文字が入力されたりして使い勝手が良くありません。

*8:電源が別途必要です。

*9:USB to TTL シリアルコンバータを IchigoJam に接続するにはオス-オスのジャンパーワイヤが別途必要です。

IchigoJam で遊ぼう ① ~ アクリルケース編 ~

IchigoJam とは

IchigoJam は、電源を入れるだけで BASIC *1 が起動して、すぐにプログラミングができるシングルボードコンピュータです。「こどもパソコン」として子供向けのプログラミング教育向けに展開していますが、入出力ポートを備えているため各種デバイスの制御も可能です。

IchigoJam のバージョン

IchigoJam は毎年のように改良が重ねられていて、現在までに以下のバージョンがリリースされています *2

  1. 2014年7月 IchigoJam 初代プリント基板
  2. 2015年7月 IchigoJam U
  3. 2016年7月 IchigoJam T
  4. 2017年6月 IchigoIgai+IchigoDake
  5. 2018年7月 IchigoJam S (圧電サウンダ別)
  6. 2019年2月 IchigoJam S (圧電サウンダ付)

現在、入手できるのは IchigoJam S (圧電サウンダ付)です。

IchigoJam の提供形態

IchigoJam は、組み立てキットと組立済み完成品を含めて以下のようなものが提供されています。本稿の最後にそれぞれの商品リンクを貼っておきますので詳細はそれぞれのリンク先を参照してください。

  • プリント基板組立てキット ~はんだづけからはじめよう
  • 組立て済み完成品
  • ブレッドボードキット版
  • Get Started Set

IchigoJam T を専用アクリルケースに格納する

本記事では、以前に購入したまま放置状態になっていた IchigoJam T *3組立済み完成品を使って話を進めます。

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IchigoJam T のパッケージと同梱物。
本体のほかに簡単なリファレンス、電子ブザー、ICソケットが添付されています。

同じく購入したまま放置状態だった IchigoJam 用のアクリルケース(emerge+ アクリルケース for IchigoJam T-S)に IchigoJam T の基板を格納してみました。
ケースは必ずしも必要ではありませんが、プリント基板や端子類が剥き出しのままでは不慮の事故が起こりかねないので、私はケースに入れるようにしています。

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emerge+ アクリルケース for IchigoJam T-S は IchigoJam T および IchigoJam S 専用のアクリルケースです。
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emerge+ アクリルケース for IchigoJam T-S に IchigoJam T を組み込んでみました。アクリルケースはドライバー1本だけで簡単に組み立てることができますが、スイッチや各端子の位置合わせには注意が必要です。
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ケースの上面と下面。上面はソケットに各種信号ピンが支障なく挿し込めるようにします。

商品リンク

IchogoJam 本体、ケース、参考書籍

        

IchigoJam のバリエーション

   

IchogoJam 関連ボード

   

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*1:IchigoJam 向け OS である IchigoLatte を使用することで JavaScript (ECMAScript)RubyFORTH などの言語が使用可能です。

*2:他にも IchigoCake 等のバリエーションがあります。

*3:現行モデルの IchigoJam S IchigoJam T の改良版であり仕様上の大きな違いはありません。本記事の内容は IchigoJam S にもそのまま適用できます。

【測るもの】Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ Q15001

今回ご紹介する「測るもの」はポケットサイズのデジタルオシロスコープです。私が購入したのは Quimat というブランドのもので Q15001 という型番になっていますが、同型のものが他のブランドからも出ているのでおそらく OEM 製品と思われます。

仕様

オシロスコープの主なスペックは以下の通りです。

項目 仕様
チャンネル数 1
アナログ帯域幅 0〜200KHz
感度 5mV / Div - 20V / Div
感度誤差 <5%
解像度 12ビット
入力インピーダンス 1Mオーム
最大入力電圧 50Vpk
カップリング DC、AC、GND
トリガーモード オート、ノーマル、シングル
トリガの種類 立ち上がり/立ち下がりエッジ
寸法 115mm×75mm×22mm
重量 100グラム
電源 9V DC(8 - 10V許容)

同梱物・付属品

製品には、2.4 インチカラー液晶を搭載したオシロスコープ本体のほか、AC 電源アダプタ、BNC クリップケーブル1組、英文マニュアルが付属します。 

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製品にはオシロスコープ本体のほか、AC アダプタ、BNC クリップケーブル、英文マニュアルが同梱されています。

動作チェック

オシロスコープの上面中央に矩形波を出力するテスト用の端子(小さな金属板)が付いています。購入後の動作確認はこの端子を使って行います。BNC クリップケーブルと AC アダプタを接続したら、赤い BNC クリップでこの端子を挟むと波形が表示されます。

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本体上面中央に矩形波を出力するテスト用の端子が付いています。
購入後の動作確認はこの端子を使って行います。

使用例

CP-2102 シリアル変換モジュール(シリアル USB 変換モジュール)の一部に 3.3V や信号線から異常な電圧が出力されるものが出回っているということなので手持ちの Rasbee CP-2102 シリアル変換モジュールの 3.3V 出力を測定してみました。

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Rasbee CP-2102 シリアル変換モジュール
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測定結果は 3.4V ~ 3.65V の範囲で変動が見られましたが、誤差の範囲として許容できるものでした。

ついでに CH340 を使ったシリアル変換モジュールについても調べてみました。

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KKHMF CH340 モジュール(STC マイクロ コントローラー ダウンロード USB ターン TTL シリアル)
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3.3V 出力端子の測定結果は 3.65V ~ 3.85V の範囲で変動が見られました。やや電圧が高めですが許容範囲といえます。

 

【測るもの】トランジスタテスター LCR-TC1

トランジスタテスター(多機能テスター)LCR-TC1Amazon で 購入しました(参考までに 2020-09-08 現在最も安価に購入できるところは AliExpress です)。私が購入したのは Longruner というブランドのものですが、どこかの OEM 製品のようで同じものが複数のブランド名で販売されています。 

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パッケージとその中身。多機能テスター本体と説明書のほかに、IC クリップケーブル、充電用USBケーブル、テスト用の素子(LED、コンデンサ)が同梱されています。

 

LCR-TC1 は、IC ソケットにトランジスタや LED、抵抗器、コンデンサ、ツェナーダイオード等の素子を挿すだけで、自動的に素子の種類を判別して抵抗値や静電容量などを測定してくれるのでたいへん便利です。
また、赤外線センサ(IR)を搭載しており、テレビのリモコン等の赤外線信号(Hitachi IR Format)の解読(IR デコード)を行うこともできます(信号を解読して何の役に立つのかは不明ですが・・・)。

なお、LCR-TC1 は内蔵のリチウム充電池(USB充電)で動作するため、外部電源等は必要ありません。

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(左)テスト用のLEDを挿して測定してみました。極性もきちんと判定してくれます。
(右)テスト用のコンデンサを挿して測定してみました。

 

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手持ちの抵抗(定格10kΩ)を添付の IC クリップケーブルを使って測定してみました。

 

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手持ちの抵抗(定格220Ω)を添付の IC クリップケーブルを使って測定してみました。

 

  

デジカメ用のメモリカードについて

このコラムでは、デジカメ用メモリカードの主要三メーカー(TranscendSanDiskProGrade Digital)の各製品について、簡単な仕様と販売価格を取りまとめました。メモリカード購入時の参考になればさいわいです。

メモリカードの規格

メモリカードの規格をまとめると下表のようになります。 

メモリカードの規格    
分類 規格 バージョン 最大転送速度 備考
SD UHS-Ⅰ SDR104 104 MB/s SDR50 は 50 MB/s
UHS-Ⅱ FD 312 MB/s HD は 156 MB/s
UHS-Ⅲ   624 MB/s  
SD Express SD8.0 (PCI Express 3.0×2) 1,970 MB/s  
SD8.0 (PCI Express 4.0×1) 1,970 MB/s SD7.0 は 985 MB/s
SD8.0 (PCI Express 4.0×2) 3,940 MB/s
CF CF UDMAモード7 167 MB/s  
CFast  2.0 600 MB/s  
CFexpress TypeB 2,000 MB/s  
その他 XQD   330 MB/s  

この中で、UHS-Ⅲ SD Express はデジカメ用のメモリカードとしては一般的ではなく(現時点では)採用されていません。また、XQD は一部のカメラメーカーで採用されていますが、今後は互換性のある CFexpress に置き換えられていくものと思われます。

主なデジカメ用メモリカードの仕様と販売価格・購入先

ここでは、デジカメで多く利用されているメモリカードの主要三メーカーである TranscendSanDiskProGrade Digital の各製品について、簡単な仕様と販売価格を一覧表の形で掲載いたします。
なお、価格については Amazon の販売価格をベースとして、Amazon で取り扱っていないものや明らかに価格が高いものについては他のサイト(風見鶏などの各Webショップ、メーカー直販サイトなど)の価格を掲載してリンクを張ってあります*1

SDXC(UHS-Ⅰ)          
メーカ 製品 read write ビデオ性能 容量 価格
Transcend TS***GSDC300S-E 95 MB/s 40 MB/s V30 64 GB ¥1,390
128 GB ¥2,480
256 GB ¥5,200
512 GB ¥9,480
TS***GSDC500S-E 95 MB/s 65 MB/s V30 64 GB ¥3,590
128 GB ¥6,990
256 GB 販売終了
SanDisk Ultra 100 MB/s 60 MB/s   64 GB ¥1,408
128 GB ¥2,633
256 GB ¥4,398
Extreme 150 MB/s 70 MB/s V30 64 GB ¥2,326
128 GB ¥4,061
256 GB ¥6,916
Extreme PRO
UHS-Ⅰ
170 MB/s 90 MB/s V30 64 GB ¥2,193
128 GB ¥4,169
256 GB ¥8,228
512 GB ¥16,950
1 TB ¥40,000
             
SDXC(UHS-Ⅱ)          
メーカ 製品 read write ビデオ性能 容量 価格
SanDisk Extreme PRO
UHS-Ⅱ
300 MB/s 260 MB/s   64 GB ¥11,960
128 GB ¥20,391
ProGrade
Digital
SDXC UHS-II
 V60 GOLD
250 MB/s 130MB /s V60 64 GB ¥4,234
128 GB ¥6,654
256 GB ¥12,009
SDXC UHS-II
V90 COBALT
300 MB/s 250MB /s V90 64 GB ¥9,850
128 GB \ 13,754
256 GB ¥28,144
             
CF(UDMA7)          
メーカ 製品 read write ビデオ性能 容量 価格
SanDisk Extreme 120 MB/s 85 MB/s VPG-65 64 GB ¥4,998
128 GB ¥8,999
Extreme PRO 160 MB/s 150 MB/s VPG-65 64 GB ¥8,999
128 GB ¥14,600
256 GB ¥24,304
             
CFast 2.0          
メーカ 製品 read write ビデオ性能 容量 価格
SanDisk Extreme PRO
CFast 2.0
525 MB/s 450 MB/s   64 GB ¥15,359
128 GB ¥26,459
256 GB ¥43,119
512 GB ¥65,659
Transcend CFX600 500 MB/s 350 MB/s   64 GB ¥10,621
128 GB ¥14,787
256 GB ¥25,563
CFX650 510 MB/s 370 MB/s   128 GB ¥19,800
256 GB \32,800
ProGrade
Digital
CFast 2.0 550 MB/s 450 MB/s VPG-130 128 GB \ 27,829
256 GB ¥36,299
512 GB ¥72,599
             
CFexpress Type B          
メーカ 製品 read write ビデオ性能 容量 価格
SanDisk Extreme PRO
CFexpress
1,500 MB/s 800 MB/s   64 GB ¥13,719
1,700 MB/s 1,200 MB/s   128 GB ¥26,459
1,700 MB/s 1,200 MB/s   256 GB ¥43,119
1,700 MB/s 1,400 MB/s   512 GB ¥68,599
ProGrade
Digital
CFexpress Type B
GOLD
1,700 MB/s 1,400 MB/s   128 GB ¥19,999
256 GB ¥39,999
512 GB ¥59,999
1 TB ¥99,999
CFexpress Type B
COBALT
1,700 MB/s 1,500 MB/s   325 GB ¥49,999
650 GB ¥89,999

 

*1:販売価格は 2020 年 8 月 23 日現在のものです。最新の価格はリンク先ページでご確認ください。

LABISTS Raspberry Pi 4B 4GBゲームキット

Amazon のタイムセールで Raspberry Pi 4B が安く出ていたのでポチってみました。今回購入したのは、Raspberry Pi 4B 一式にゲームパッドやゲーム機エミュレータを同梱したキットですが、もちろん通常の Raspberry Pi 4B としても使えます。

 

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パッケージとその中身。奇麗に小分けされて収納されている。

 

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Raspberry Pi 4B(4GB版)の本体。

 

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その他の同梱物。スイッチ付き電源アダプタ、HDMIケーブル、ケース、ヒートシンク、静音CPUファン、ドライバー、クイックガイド、Micro SD Card リーダー、Micro SD Card(64GB、OS&ゲーム機エミュレータ入り)。

 

 

旧型ノート PC の高速化(DELL Vostro 2520 編)

いまはもう使わなく(使えなく?)なった古いノート PC を安価に高速化して現場復帰させてあげようというプロジェクト。第二回は DELL Vostro 2520 を取り上げます。

DELL Vostro 2520

DELL Vostro 2520DELL のビジネスノートPCで、企業向け製品としてラインナップされているモデルです。DELL は小規模事業者向けにビジネスPC(デスクトップPC、ノートPC)を格安で販売していますが、個人事業者でもエントリーすれば購入が可能です。今回改造を行うのは下記のモデルです。

モデル名 DELL Vostro 2520
プレインストールOS Windows® 7 Home Premium 64ビット正規版SP1
CPU Intel Core i3-3120M プロセッサー
メモリ PC3-12800(DDR3-1600)デュアルチャネル対応、DIMMスロット×2
標準4GB / 最大8GB
HDD 500GB HDD(5,400rpm、Serial ATA
LAN 有線LAN(内蔵): ギガビットEthernetネットワーク
無線LAN: 802.11 b/g/nおよびBluetooth Combo(BT V4.0+HS)

高速化の概要

SSD への換装

DELL Vostro 2520 の HDD は一般的な 2.5inch SATA ドライブなので SATA 対応の SSD であれば問題なく換装できます。今回は WD3D NAND SATA SSD 500GB(WD BLUE)を使用しました。

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換装に使用する SSDWD BLUE 500GB

DELL の ノートPC は底面(裏面)に HDD 交換用の蓋がないので、SSD に換装するためにはノートPC を分解する必要があります。

メモリの増設

DELL Vostro 2520 のメモリの仕様は PC3-12800(DDR3-1600)SDRAM です。標準では 4GB 搭載されているので、空きスロットに 4GB を1枚追加して計 8GB とするべきなのですが、CFD の 8GB SO-DIMM を1枚増設して計 12GB にしてみました。仕様では最大 8GB となっていますが 12GB で正常に動作しています。

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増設に使用した CFD(panram)製 8GB SO-DIMM。1.35V 低電圧タイプのもの。
(※1.35V 低電圧タイプに対応したマザーボードでのみ使用できます。)

DELL の ノートPC は底面(裏面)にメモリ交換用の蓋がないので、メモリを増設するためにはノートPC を分解する必要があります。

CPUの換装

DELL Vostro 2520 に搭載されているインテル® Core™ i3-3120M プロセッサー開発コード名 Ivy Bridge シリーズの CPU で、チップ表面に SR0TX という記号がプリントされています。詳細な仕様は以下のページを参照してください。

上記ページに記載されている内容で重要なのは、CPU ソケットFCPGA988TDP(熱設計電力)が 35W という点です。換装する CPUIvy Bridge シリーズを使用する必要がありますが、CPU ソケットの形状や TDP にも注意する必要があります。

実際にどの CPU に換装可能であるかは以下のページで調べることができます。

例えば、高速性を追求するためにコアの数が4個のものにしたいと考えて Core™ i7-3940XM を調べてみると、TDP が 55W となっており、35W を超えてしまっているので電力不足で正常に動作しません。今回、私はコア数2の Core™ i5-3340M と Core™ i7-3520M の2種類のプロセッサーを購入して換装を行ってみました。結果としてどちらも正常に動作しました。

SSD、メモリ、CPU 換装の手順

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換装用に購入した Core™ i5-3340M(左)と Core™ i7-3520M(右)。
チップ表面にそれぞれ SR0XASR0MT の記号がプリントされています。

 

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換装を行う DELL Vostro 2520

 

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DELL Vostro 2520 の底面。メモリ交換や HDD 交換のための蓋などは一切ありません。
画面左下に HDD 固定用のビスがあるので、これも含めてビスをすべて外します。

 

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DELL Vostro 2520 を表に返してキーボードを外します。
プッシュ式のツメで固定されているだけなので分解用の治具を使うと簡単に外せます。

 

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外装(上面パネル)を外すとマザーボードが現れます。
SSD への換装やメモリの増設はこの状態で行います。

 

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CPU ファン&ヒートシンクの固定ビスを緩めると CPU が現れます。

 

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CPU ソケット右側のマイナスネジを緩めるとロックが外れて CPU を外すことができます。CPU を換装したらマイナスネジを締めてロックします。

 

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換装した CPU に CPU グリスを塗布します。
右の写真が今回使用した CPU グリスとグリス塗布用のヘラです。
熱伝導率にすぐれ冷却効果が高いシルバーグリスの使用をお勧めします。

 

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RTC 用のボタン電池もついでに交換しておきます。
CR 2032 は比較的良く使う電池なので Amazonバルク品を買うとお得です。

換装が終わったら分解の手順と逆手順で元通りに組みなおします。

性能評価

Windows エクスペリエンス インデックス

Windows エクスペリエンス インデックス を使って性能評価を行います。

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左がオリジナル(i3-3120M)。中央が i5-3340M、右が i7-3520M に換装したもの。

 

なお、Windows 10Windows エクスペリエンス インデックスを計測する手順については下記の記事を参照してください。

CPU-Z

最後に CPU-Z を使った性能評価の比較結果を例示します。

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オリジナル(i3-3120M)

 

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i5-3340M に換装後

 

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i7-3520M に換装後

 

 


 

旧型ノート PC の高速化(dynabook Satellite B451/D 編)

いまはもう使わなく(使えなく?)なった古いノート PC を安価に高速化して現場復帰させてあげようというプロジェクト。第一回は dynabook Satellite B451/D を取り上げます。

dynabook Satellite B451/D

dynabook Satellite B451/Ddynabook がまだ東芝のものであった時代に販売されていたビジネスノートPCで、企業向け製品としてラインナップされていたモデルです。何故か(どこからか)大量に市場に流出して(通販等で)格安で売りに出されていました。今回改造を行うのは下記のモデルで当時 29,800円で購入したものです。

モデル名 dynabook Satellite B451/D プレインストールOS Windows® 7 Professional 32ビット版
Service Pack 1 適用済み)
Windows® 7 Professional 64ビット版
Service Pack 1 適用済み)
型番 PB451DNBNR5A51 CPU インテル® Celeron® プロセッサー B800
1.50GHz
Model Name. Satellite Pro S750 Series メモリ PC3-10600(DDR3-1333)SDRAM
デュアルチャネル対応
標準2GB / 最大8GB
Model No. PSSERN-05MOOM HDD 250GB HDD(5,400rpm、Serial ATA
製造番号 9B179393H LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
(自動認識、Wake On LAN対応)
無線LANはオプション

高速化の概要

SSD への換装

dynabook Satellite B451/DHDD はごく一般的な 2.5inch SATA ドライブなので SATA 対応の SSD であれば問題なく換装できます。私は手持ちの 250GB SSD(旧デスクトップで使っていたものを外して保管しておいたもの)を使用しました。

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左が元々入っていた HDD、右が換装に使用する SSD。固定金具を外して付け替えます。

dynabook シリーズは本体を裏返すと HDD を交換するための蓋があるので、プラスドライバー1本あれば誰にでも簡単に SSD への換装ができます。ここでは詳しい説明は省きます。

メモリの換装

dynabook Satellite B451/D のメモリの仕様は PC3-10600(DDR3-1333)SDRAM です。標準では 2GB しか搭載されていないので、ここでは 4GB ×2枚に置き換えます。デュアルチャンネル対応なので同じ容量のメモリを2枚使用することが重要です。合計 8GB あれば何とか通常の使用には耐えると思います。私は手持ちのメモリ(他のノート PC のメモリ換装で外したもの)を使用しました。

dynabook シリーズは本体を裏返すと メモリを交換増設するための蓋があるので、プラスドライバー1本あれば誰にでも簡単にメモリの換装ができます。ここでは詳しい説明は省きます。

CPUの換装

この記事の山場です。ここからは少し詳しく説明します。

dynabook Satellite B451/D に搭載されているインテル® Celeron® プロセッサー B800開発コード名 Sandy Bridge シリーズの CPU で、チップ表面に SR0EW という記号がプリントされています。詳細な仕様は以下のページを参照してください。

上記ページに記載されている内容で重要なのは、CPU ソケットFCPGA988TDP(熱設計電力)が 35W という点です。換装する CPUSandy Bridge シリーズを使用する必要がありますが、CPU ソケットの形状や TDP にも注意する必要があります。

実際にどの CPU に換装可能であるかは以下のページで調べることができます。

例えば、高速性を追求するためにコアの数が4個のものにしたいと考えて Core™ i7-2720QM を調べてみると、TDP 45W となっており、35W を超えてしまっているので電力不足で正常に動作しません。今回、私はコア数2の Core™ i7-2620M プロセッサーを選択しました*1

CPU 換装の手順

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換装に使用する Core™ i7-2620M プロセッサー。チップ表面に SR03F の記号がプリントされています。Yahoo オークションや Amazon で中古品を購入できます。

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高速化を行う dynabook Satellite B451/D

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dynabook Satellite B451/D を裏返して F8 のマークが付いているビスをすべて外します。この段階ではビスを外すだけです。分解はまだできません。
バッテリーや HDD も外しておきます。
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dynabook Satellite B451/D を表に返してキーボードの上にあるカバーを外します。Amazon 等で販売している分解用の治具を使うと作業が楽になります。

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液晶パネルの右側のヒンジ(蝶番)の F12 ビスを外します。
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キーボードのケーブル(フレキシブル基板)を外します。

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液晶パネルのヒンジの左側にある F12 ビスを外します。

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写真の2つのケーブルをコネクタから外します。

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dynabook Satellite B451/Dマザーボードの裏面に CPU が実装されているため、マザーボードを取り出す必要があります。外装を上下に分離させ固定ビスを外してマザーボードを取り出します。外装を外すには先に使用したような専用の治具を使うと便利です。
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CPU 冷却ファンを外します。モデルによってヒートシンクの形状が異なるものがあり、ビス止めの箇所や数が写真とは異なる場合があります。ヒートシンクにこびりついた CPU グリスは奇麗に拭き取っておきます。無水アルコールを使うと奇麗に拭き取ることができます。
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CPU ソケットの下部にあるマイナスネジをドライバーで回転させるとロックが外れて CPU を外すことができます。CPU を差し替えたら CPU グリスを塗ります。

以後、分解の際とは逆の手順で元通りに組んでいきます。

性能評価

Windows エクスペリエンス インデックス

Windows エクスペリエンス インデックス を使って性能評価を行います。

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CPU 換装の前後での Windows エクスペリエンス インデックスの比較。

なお、Windows 10 Windows エクスペリエンス インデックスを計測する手順については下記の記事を参照してください。

CPU-Z

最後に CPU-Z を使った性能評価の比較結果を例示します。

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CPU 換装前の CPU-Z による性能評価
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CPU 換装後の CPU-Z による性能評価

 

*1:私がヤフオクで落札した時の落札額は 3,800 円でした。Amazon での販売額はその2倍程度でした。どちらも最近は価格が高騰しているようです。

Windows 10 で Windows エクスペリエンス インデックスを表示(WEI Viewer)

Windows 7 には PC の性能評価を行う Windows エクスペリエンス インデックスという仕組みがありましたが、Windows 10 になってこの機能はオミットされてしまいました。
Windows エクスペリエンス インデックスは、PC をアップグレードした場合などの性能改善を測る簡単なツールとして便利なものなので、これを Windows 10 でも使えるようにしようというのが本稿の趣旨です。 

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Windows 7 にあった Windows エクスペリエンス インデックスの表示

Windows 10 で Windows エクスペリエンス インデックスを表示する方法

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。具体的には、Windows メニューの右横にある検索欄に cmd と入力して「管理者として実行」を選びます。

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    コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  2. コマンドプロンプトwinsat formal [Enter] を入力して PC の性能測定を行います。性能評価には若干時間がかかります。最後に「合計実行時間」が表示されたら性能評価は終了です。

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    winsat formal コマンドを実行して PC の性能評価が終わるのを待ちます。
  3. C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore フォルダを開いて *.Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xml というファイル(* 部分にはファイルを作成した日付等が付きます)が生成されていることを確認します。

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    *.Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xml(* 部分はファイルを作成した日付等)が生成されます。
  4. Web ブラウザで WEI Viewer のサイト を開きます。

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    WI Viewer のサイトを開きます。
  5. WEI Viewer の枠に前述の *.Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xml ファイルをマウスでドラッグ&ドロップすると Windows エクスペリエンス インデックス が表示されます。

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    Windows エクスペリエンス インデックスが表示されます。
  6. 表示された Windows エクスペリエンス インデックス は画像データとしてダウンロードすることができます。

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    画像データとしてダウンロードできます。