Oculus Go について
Oculus Go は、最も手軽に VR を体験できるスタンドアローンのオールインワン・ヘッドセットです*1。
Oculus Go は安価で手軽な VR ヘッドセットですが、30分以上連続で使用していると、発熱による再生の停止や熱暴走が発生するようになります*2。また、内蔵バッテリーの容量が少ないために長時間のコンテンツを再生すると、バッテリー残量不足で途中でシステムダウンしてしまうことがあります。
本稿では、Oculus Go のこの2つの不具合を解消する簡単な方法をご紹介します。
スマホ用クーラーによる冷却と給電
発熱・熱暴走とバッテリー残量不足という2つの問題をもっとも簡単に解決できる方法として、スマホ用クーラーを使用する方法をご紹介します。
スマホ用クーラーには、冷却ファンを使用したベーシックなものと、ペルティエ素子などの冷却素子を併用するものがありますが、ここでは冷却ファンだけを使った安価な冷却クーラーとして Felimoa というブランド名*3のものを使用しました。
冷却効果の確認
Oculus Go にスマホ用クーラーを装着します。今回使用した Felimoa スマホクーラーは9つの吸盤を使って Oculus Go の正面パネルに簡単に吸着させることができます。
Oculus Go にスマホ用クーラーを装着後、風量を最弱にしてコンテンツの再生を行ってみたところ、1時間以上連続使用しても発熱による停止や熱暴走は発生しなくなりました。また、冷却と同時に Oculus Go への給電を行うことができることも確認しました。
以上のことから、ペルティエ素子未搭載の単純な冷却ファンでも十分に冷却効果があることがわかりました。