Amazon のレビューで高評価を得ている Jelly Comb MV009 というエルゴノミクスマウスが気になったので購入してみました。
Jelly Comb MV009 とは
この MV009 というマウスはエルゴノミクスマウスとしては破格の 1,799円という安価で販売されており、Amazon でのレビューでは高評価を得ていますが、ネット検索をしてみるとそこで見つかる記事では低い評価をされているケースが少なくありません。
そこで、Amazon レビューの「サクラ度」をチェックする「サクラチェッカー」で MV009 についてチェックを行ってみました。
サクラチェッカーで Jelly Comb MV009 を調べてみる
サクラチェッカーで調べてみた結果は以下は「サクラ度 80%」とのことです。どうやらレビュー内容を鵜呑みにするのは危険なようです。
Jelly Comb というメーカーについて
次に Jelly Comb というメーカーについて調べてみました。公式サイトや facebook 公式 をみるとキーボードやマウスなどの PC アクセサリーを扱っている会社のようですが、会社の所在地等がどこにも書かれていません(怪しい)。パッケージや取説に Made in China とあるので中国のメーカーであることは間違いなさそうですが、所在地不明というのは製品サポート等に不安が残ります。
MV009 を買ってみた
以上のことから人柱になるのを覚悟のうえで Amazon に Jelly Comb MV009 を発注してみました。品物はすぐに(翌々日に)届きました。
他メーカーのマウスとの比較
筆者は 10 数台の各種PC を使用しており、いろいろなマウスを併用していますが、利用頻度が高いのは Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse と Logicool M705 です。
ここでは、MV009、Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse、Logicool M705 の3つのマウスについて比較を行ってみました。*1
形状の比較
まず、メーカーごとに操作面の傾斜角がかなり異なります。写真から傾斜角の大きさは MV009 > Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse > Logicool M705 の順になっていることがわかります。
重さの比較
次に、マウスの重量を比較してみました。計量は電池を内蔵した状態で行いました。電池込みの重量は、MV009 が 103g と一番軽く、次が Logicool M705 の 142g、一番重いのが Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse の 165g でした。
総評
MV009 をざっと使った感想は以下の通りです。
- 大きさの割に軽く感じます。重いマウスが苦手な人にはいいかもしれません。また、Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse よりも小ぶりなので手が小さい方には MV009 のほうが使いやすいかもしれません。
- 操作面の傾斜角はこの手のマウスの中では大きいほうだと思います。マウスに手を乗せるというよりも親指でホールドする感じになります。
- カーソルスピードを 800 / 1200 / 1600 dpi の三段階から選べます。マウス上面のボタンを押すだけで切り替えることができます。*2
- 動作に若干の遅延を感じます。例えて言うなら Bluetooth マウスを使っているときのような感覚です。ウェブブラウズ等では問題はありませんが、ゲームやクリエイティブな作業には不向きかもしれません。(遅延に対しては感じ方に個人差があります。)
- 耐久性についてはまだ数日しか使っていないので判断できません。もう少し使ってみて不具合がありましたらフォローしたいと思います。
個人的な感想としては、価格を考えれば十分アリなのではないかと思いました。サクラチェッカーによれば Amazon のレビューにはサクラが多いということですが、初期不良や故障が発生していることなどのマイナス評価もきちんと書かれていますし、世間で言われるほど酷い商品と判断するまでには至りませんでした。
商品リンク
MV009 Vertical Wireless Mouse (2.4G USB Wireless + 1 AA Battery operat – Jelly Comb