筆者の住んでいる地区（ 横浜市都筑区 ）では先日の落雷で一時的に停電になりました。ちょうどそのとき書斎で PC を操作していたのですが、書斎に設置してある２台の UPS（ 無停電電源 ）のうちの１台が落ちました（汗）。どうやらバッテリーが寿命を迎えていたようです。停電時に UPS が落ちてしまうようでは全く意味がないので、バッテリーを交換することにしました。
我が家にある UPS
我が家には現在３台の UPS があります。書斎に２台、リビングに１台という構成です。*1
書斎に設置されている UPS は、CyberPower CP900SW JP と APC BR550S-JP E の２台ですが、今回バッテリー交換を行うのは前者（ CyberPower CP900SW JP ）です。
書斎に設置してある２台の UPS。
手前が APC BR550S-JP E、奥にあるのが CyberPower CP900SW JP 。
CyberPower CP900SW JP のバッテリー交換
交換用バッテリー RBP0049
CyberPower CP900SW JP は、出力パワー 900VA（ 540W ）の正弦波出力 （ Active PFC 対応 ）の UPS です。*2 購入当時は大容量の正弦波出力 UPS としてはコストパフォーマンスに優れた製品でしたが、いまでは同クラスの UPS の価格低下もあってか、カタログ落ちしてしまったようです。さいわい同じ筐体と同じバッテリーを使用した上位モデル CyberPower CP1200SW JP は現行商品なので純正交換用バッテリーは入手可能でした。
交換用バッテリーの型番は RBP0049 、価格は 15,180円（ 送料無料 ）といったところが一般的な販売価格のようですが、コジマ PayPay モール店がポイント還元が一番大きく 200 円割引クーポンもあったのでここで購入しました。*3
バッテリー交換の手順
CyberPower CP1200SW JP のバッテリー交換は以下の手順で行います。
- 本体の液晶パネル（以後、正面パネルと呼びます）を手前側にして置きます。
- 電源コンセントを抜いて本体を横（正面向かって左側）に倒します。
- 正面底部にあるビス（１個）を外します。
- 正面パネルを下方にスライドして正面パネルを外します。
- 赤黒２つのコネクタを外してバッテリーを引き抜きます。*4
- 新しいバッテリーを挿し込んで赤黒２つのコネクタをそれぞれ同色のコネクタに接続します。
- 正面パネルを閉じて正面底部のビスを締めます。
CyberPower CP900SW JP で使われているバッテリーについて
CyberPower CP1200SW JP から抜き取ったバッテリーを見ると YUASA NP7-12L （ 12V 7A ） という型番のバッテリーが２個直列で使われていました。いっぽう新たに購入した交換用バッテリーは B.B.Battery というメーカーの HR9-12 （ 12V 8Ah ） という型番のバッテリーが２個直列になっていました。
バッテリーを直列にするのに使われているケーブルやスペーサ類は再利用が可能なので、同じバッテリーを購入すれば純正の交換用バッテリーを購入するよりもずっと安くバッテリー交換できることがわかりました（苦笑）。次回からはこのやり方でバッテリー交換をしようと心に決めましたｗ
参考資料
YUASA NP7-12L の販売店を検索してみましたが見つからず、電気的特性や大きさはまったく同一で接点端子の大きさが小さい YUASA NP-12 というものが見つかりました。利用者のレビューを読むかぎりこれを流用することは可能なようです。
なお、CyberPower 製品 （ UPS および バッテリー ） の廃棄については下記のページをご覧ください。
商品リンク
CyberPower CP900SW JP / CP1200SW JP / CPJ1200
バッテリー単体
脚注・コメント
*1:リビングの UPS はテレビ（ REGZA ）と REGZA サーバのバックアップ電源として使っています。タイムシフト録画をしているので電源停止で HDD が壊れないようにする意味でもいまどきの AV 家電に UPS は必須です。
*2:力率改善対応の高級な電源ユニットを搭載している PC では UPS は正弦波出力であることが必須です。矩形波出力の安価な UPS を使った場合、電源装置を損傷することがあるので注意してください。
*3:PayPay ポイント 3,182 円（ 21% ） ＋ T ポイント 151 円（1% ） 還元。200 円引きクーポン適用で 14,980 円でした。
*4:説明書にはバッテリー底部のシール部分を引き抜くようにと指示がありますが、シール部分が経年劣化のためにちぎれてしまいました。使い古したバッテリーは膨らんでいるために、なかなか簡単には引き抜けませんでした。慎重に作業してください。
