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Andoer LM135Bi が届きました! ( 後編 )

前編に続いて、後編では Andoer LM135Bi色温度や光量、演色評価などの各種測定を実施した結果をとりまとめ、製品の評価を行います。

Andoer LM135Bi の演色測定

ここでは、LM135Bi色温度や演色性などの各種データ測定を行います。測定方法は以下の通りです。

  1. LM135Bi色温度を 2800K、4300K、5600K の3パターンに設定する。
  2. LM135Bi の光量を 5%、50%、100% の3段階に変化させる。
  3. LM135Bi にはリフレクター等は装着せずにヘッド剥き出しの状態で使用する。
  4. 測定には セコニック スペクトロマスター C-800 を使用し、光源から1メートル離れた壁面で測定を行う。

2800K

LM135Bi色温度を 2800K に設定した状態での測定結果をまとめると次のようになります。

  1. 色温度の実測値は 3297K / 3286K / 3279K といずれの光量においても設定値より400K 以上高めに出ています。
  2. 色補正フィルター番号は 0.0 / 0.1M / 0.0 となっており、光源による被りはほとんど見られません。
  3. 照度は 172 / 1090 / 1890 (lux/m) とかなり低めの数値が出ています。
  4. 演色性は Ra が 94.8 / 93.2 / 92.3 と光量が大きくなるにしたがって若干低下する傾向がみられます。
(左から)光量 5%、50%、100%
発光部の状態
光源の色温度、明るさ(Lux/m)、演色性(Ra / Rg)の測定結果
光源の CRI(演色評価数)
光源の分光グラフ(横軸は波長)

4300K

LM135Bi色温度を 4300K に設定した状態での測定結果をまとめると次のようになります。

  1. 色温度の実測値は 4444K / 4348K / 4388K といずれの光量においてもほぼ設定値通りの数値になっています。
  2. 色補正フィルター番号は 2.4G / 2.5G / 2.8G となっており、光源にややマゼンタ被りの傾向が見られます。
  3. 照度は 361 / 2170 / 3770 (lux/m) と 2800K のときの2倍程度の数値が出ています。
  4. 演色性は Ra が 94.1 / 94.3 / 93.9 と 94 前後の安定した値が出ています。
(左から)光量 5%、50%、100%
光源の色温度、明るさ(Lux/m)、演色性(Ra / Rg)の測定結果
光源の CRI(演色評価数)
光源の分光グラフ(横軸は波長)

5600K

LM135Bi色温度を 5600K に設定した状態での測定結果をまとめると次のようになります。

  1. 色温度の実測値は 6134K / 6089K / 6063K といずれの光量においても設定値より400K 以上高めに出ています。
  2. 色補正フィルター番号は 4.1G / 4.3G / 4.0G となっており、光源にややマゼンタ被りの傾向が見られます。
  3. 照度は 1210 / 2100 / 5580 (lux/m) と 2800K のときの2~3倍程度の数値が出ています。
  4. 演色性は Ra が 93.3 / 93.0 / 92.9 と 93 前後の安定した値が出ています。
(左から)光量 5%、50%、100%
発光部の状態
光源の色温度、明るさ(Lux/m)、演色性(Ra / Rg)の測定結果
光源の CRI(演色評価数)
光源の分光グラフ(横軸は波長)

まとめと評価

以上の測定結果をまとめると次のようになります。

LM135Bi の設定 色温度実測値 色補正フィルター 照度 (lux/m) 演色評価
色温度設定 光量設定 Ra Rg
2800K 5% 3297K 0.0 172 94.8 97
2800K 50% 3286K 0.1M 1090 93.2 99
2800K 100% 3779K 0.0 1890 92.3 99
4300K 5% 4444K 2.4G 361 94.1 99
4300K 50% 4348K 2.5G 2170 94.3 101
4300K 100% 4388K 2.8G 3770 93.9 102
5600K 5% 6134K 4.1G 1210 93.3 102
5600K 50% 6089K 4.3G 2100 93.0 103
5600K 100% 6063K 4.0G 5580 92.9 103
  1. 色温度の実測値は 中間付近(4300K)ではほぼ設定値通りですが、最小域および最高域では設定値よりも 400K 以上高めの数値が出ています。
  2. 色補正フィルター番号は 2G ~ 4G 程度で光源にややマゼンタ寄りの傾向が見られますが、実用上の問題はほとんどないと考えられます。
  3. 照度は設定色温度によって大幅に変わります。最小域から最高域に向かって照度が大幅に増加する傾向が見られます。バイカラー LED チップの構造上の特性と考えられます。
  4. 演色性は Ra 92 ~ 94 で安定しています。カタログスペックでは CRI 95以上を謳っていますが、他のメーカーの LED ライトでもカタログスペックよりも低めの値が出ているので、実用上の問題はないと考えられます。*1

撮影サンプル

ここでは、Andoer LM135Bi を使用して撮影したサンプルを掲載します。使用機材および撮影条件は以下の通りです。

  1. LM135Bi色温度を 5600K に設定し、 光量 25%、50%、100% の3パターンの撮影を行いました。
  2. カメラボディは Canon EOS R、レンズは Canon RF24-105mm F4-7.1 IS STM を使用しました。
  3. 単体露出計はセコニック スピードマスター L-858D(トランスミッターRT-GX内蔵)を使用し、ISO : 2000絞り : F8.0 固定でシャッター速度を決定しました。
  4. カメラ側の設定は露出計の指示通りとし、ホワイトバランスは 5600K 固定としました。
  5. 画像は RAW データに Adobe Camera Raw でカメラプロファイルおよびレンズプロファイルを適用したのち、リサイズを行って JPEG に変換したものです。レタッチ・露出・色温度・色補正などの加工は行っていません。
光源の設定 = 色温度 5600K、光量25%
カメラの設定 = ISO : 2000、f/8.0、1/60秒、ホワイトバランス5600K
光源の設定 = 色温度 5600K、光量50%
カメラの設定 = ISO : 2000、f/8.0、1/100秒、ホワイトバランス5600K
光源の設定 = 色温度 5600K、光量100%
カメラの設定 = ISO : 2000、f/8.0、1/160秒、ホワイトバランス5600K

関連リンク

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商品リンク

日本国内では AmazonEighton ストア 6,999 円(無料配送)Andoer LM135Bi が販売されています。*2

Andoer LM135Bi 以外のモデルについても AmazonEighton ストアで販売されています。*3

脚注・コメント

*1: CRI は 40 年前に定義された古い規格で現在の LED 光源の演色評価には適していないと言われています

*2:なぜか AmazonAndoer 公式ストア Andoer-JP では取り扱われていません。

*3:購入者のブログや製品レビューをみると、デイライトタイプのものは色温度が仕様よりも 1,000K 以上高いなど、あまり芳しい評価が得られていないようです。返品する人も多いようです。購入をお考えの方はそういった意見も参考にしてご自身で判断してください。