ChatGPT の改良版が搭載された Bing
マイクロソフトの検索エンジン Bing に ChatGPT の改良版が搭載されたというのでさっそく試してみました。今回のお題はトイガンの修理方法について(笑)。
JAC 製のブローニングハイパワーの修理方法について質問してみる
JAC 製 *1 のガスブローバックハンドガンであるブローニングハイパワー *2 には、構造や素材に問題があって以下のような不具合がかなりの高確率で発生することが知られています。
ピストンカップについて質問してみる
前者のピストンカップ(通称:コバカップ)については、新品に交換すれば補修できるのですが、すでに製造が打ち切られて長い年月が過ぎている(製造メーカーも存在しない)ために補修部品の入手ができません。
そこで、Bing の検索フォームに「外径12.3mm、内径3.8mmのピストンカップを探して」と問い合わせてみました。*4
Bing からの回答は「そのサイズのピストンカップは見つかりません」というものでした。そして、代替案として「外径 12.5mm・内径約 4mm のピストンカップ 」の使用が提案されました。
また、回答の末尾で用途について尋ねられたので「エアガンの修理に使いたいです。」と入力してみました。
ここでも「外径 12.5mm・内径約 4mm のピストンカップ 」の利用を提案されました。
実は、KSC 製のグロックシリーズのピストカップや KSC 製の P230/232 シリーズのピストンカップ(サードパーティ製の互換品を含む)が流用できるという情報は他のウェブサイトでも見かけていたので、これらのピストンカップは以前に入手してあるのですが、外径が 12.5mm あるのでピストンに収まらず、また、内径(孔)が大きいのでそのままではピストンロッドに固定できないなど、加工が必要になるため断念したという経緯があります。
さらに、回答の末尾で修理するエアガンのメーカーや型番について尋ねられたので「JAC製 ブローニングハイパワー です」と入力してみました。
すると、今度は「カスタムピストンロッド」の利用を提案されました。
これは、おそらくアングス製のカスタムピストンロッドを指しているものと思われますが、すでに製造を終了していて(たまにヤフオクで見かける程度で)入手は困難です。
そして、回答の末尾に「カスタムピストンロッドに興味はありますか?」とあったので、「カスタムピストンロッドを購入したいです。」と入力してみました。
回答では、カスタムピストンロッドはオークションサイト等で購入できることと、新たな問題としてスライドの亀裂問題について述べられていました。
破損したスライドの修理方法について質問してみる
ついでなので、破損したスライドの修理方法についても質問してみることにしました。「破損したスライドを修理したいです」と入力してみました。
ここでは、スライドの修理方法として3つの方法が提示されました。そこで回答の2番目の方法について「亀裂部分を溶接して補強したいです。」を入力してみました。
すると、修理方法が表示されて、自分で修理するか、専門店に依頼するかを尋ねられたので「自分でやりたいです。」と入力したところ、問い合わせが終了してしまいました(汗)。勝手にやれ!ということなんでしょうね(苦笑)。
「専門店に依頼したい。」と入力しておけば、もう少し先に進んだのかもしれませんが、Bing では問い合わせが終了してしまうと、後戻りして質問し直すことはできないようです。この点は ChatGPT のほうが使いやすいかもしれません。
【感想】改良型 ChatGPT 搭載版 Bing の凄いところ
ChatGPT を搭載することで Bing の検索能力が飛躍的に向上したのは間違いありません。Google も AI 搭載を検討しているようですが、現状では Google 検索よりも Bing の新バージョンのほうが遥かに高機能で検索の手間も大幅に省けます。
また、前出の画面キャプチャーをご覧いただけば分かるように、BIng に搭載された ChatGPT では回答の原典となったサイトへのリンクが脚注として添付されており、検索結果の絞り込みのような二度手間が必要ありません(精度の問題はありますが・・・)。この点は Bing に搭載された ChatGPT の強みと言えるでしょう。