11 年前に不整脈が頻発するようになって、循環器内科でホルター心電計を付けてもらったことがあります。なぜかホルター心電計を付けているときにかぎって不整脈の症状が出ないので、やむなく携帯用の小型心電計を自腹で購入して不整脈が出たときにすぐに心電図を採れるようにしました。今回ご紹介するのはそのときに購入した「オムロン携帯型心電計 HCG-801」です。
なお、不整脈のほうは、その後昭和大学病院で運動心電図を2回ほど採ったところ狭心症の疑いがあるということで、冠動脈にカテーテルまで入れて調べたものの異常は見つからず、地元の内科医院に戻されました。万一に備えてニトロペンを処方してもらって持ち歩きましたが、結局服用することなく症状は治まってしまいました。携帯心電計はその後も外出時には持ち歩くようにしています。
オムロン携帯型心電計 HCG-801
オムロン携帯型心電計 HCG-801 は単4乾電池2本で動作する小型軽量の心電計で、胸部(左側の乳首の下5センチ)に電極を押し当てて脈動の測定を行います。他社製の携帯型心電計では手首での測定ができるものもありますが、HCG-801 は手首での測定はできません*1。
HCG-801 の特徴は頻脈や徐脈が測定できることです。他の携帯心電計にはこれらが測定できないものもあるので、とりあえず1台購入するとしたら HCG-801 一択と言っていいでしょう。
測定手順および心電図の表示
本体の電源を入れると液晶画面に測定の手順が表示されます。
測定結果は本体内蔵メモリまたは SD カードに保存されます。保存されたデータは本体液晶に一覧表示され、データを選択すると心電図および診断結果が液晶画面に表示されます。
オムロン心電図印刷ソフト HCG-SOFT-2
SD カードに保存されたデータは、専用のソフト「オムロン心電図印刷ソフト HCG-SOFT-2」(別売*2)を使用することで Windows PC にコピーされ、より詳細なレポートを閲覧することができます。
HCG-SOFT-2 でプリントアウトしたレポートは主治医に提示して診断を仰ぐことができます。