pepe’s blog

雑多な趣味に関して深く浅く広く狭く語るブログです。

Neewer プロヘビーデューティ 金属製 360 度パノラマ ジンバル雲台

Neewer のジンバル雲台が Amazon のタイムセールで安く出ていたのでポチってみました。ジンバル雲台は大口径の超望遠レンズなどの重いレンズに使用するための雲台です。雲台の種類については以前に投稿した「Benro 3ウェイギア雲台(GD3WH)」の記事にも書きましたが、同じものを以下に再録しておきます。

雲台の種類

三脚用の雲台の種類としては次のようなものがあります。

雲台の種類 説明
3ウェイ雲台 日本でもっとも一般的に普及している雲台。パンハンドルとサイドティルトハンドルと呼ばれる2本のレバーを操作することで構図調整を行う。パンハンドルは上下方向、ティルトハンドルは水平方向の操作に使用する。
自由雲台 世界的に最も一般的な雲台。他の雲台と比較して小型であるため携帯性に優れている。1つのレバーでレベル(水平)とティルト(前後)をロックするため、どちらか一方だけを動かすことができない。ロックを緩めると構図がズレやすいのがデメリット。
ギア雲台 近年になって人気が出てきた雲台。風景・建築・商品撮影など厳密なフレーミングを求められる撮影に適している。3ウェイ雲台の一種とも言えるが、ノブを回すだけでロックの解除と構図の調整ができる(ノブを回すのをやめると自動的にロックがかかる)点が特長。ロックし忘れて機材を傷めてしまうこともなく、ロック操作で構図のズレが起きない。
ジンバル雲台 大口径の超望遠レンズなどの重いレンズに使用する雲台。ジンバルを使ってレンズとボディの重量バランスをとることで、構図を調整する際に重い機材でも撮影者に負担がかからない。雲台そのものが大きく重くなってしまうのが短所。
ビデオ雲台 ムービーカメラ用の雲台。ビデオカメラでは縦位置撮影が必要とされないため、ティルト(前後)とパン(左右)の2軸操作となる。スチルカメラでもジンバル雲台の代わりに大口径超望遠レンズ用に使用することがある。
その他の雲台 チルト雲台、パノラマ雲台など、特定の用途に限定された雲台。あまり一般的ではない。

ジンバル雲台の比較

よく知られているジンバル雲台としては以下のものがあります。

メーカーおよび名称 説明 価格*1
Leofoto PG-1 三脚・雲台メーカーとして最近頭角を現している Leofoto のジンバル雲台。耐荷重 25kg と重量級機材の使用に耐えられるものながら、大胆な肉抜き加工により本体重量 1.0kg を達成している。三脚取り付けネジ穴は UNC3/8"-16。アルカスイス互換クイックリリースプレート、UNC 1/4" および UNC 3/8" の取り付けネジ、専用工具が付属している。 ¥47,800
SIRUI PH-10 三脚・雲台メーカーとして Leofoto と並んで台頭している SIRUI のジンバル雲台。素材はカーボン。耐荷重 15kg、本体重量 0.98Kg、三脚取り付けネジ穴は UNC 3/8"。アルカスイス互換クイックリリース対応。 ¥33,168
SLIK テレマスター 800

国産三脚メーカーであるケンコーのジンバル雲台。ミラーレスなどの軽量機材に特化したもの。耐荷重 3kg、本体重量 800g。アルカスイス互換クイックシューが2枚( 70mm / 100mm )付属。

¥24,436
INNOREL CH5 リーズナブルな三脚・雲台を販売しているメーカー INNOREL のジンバル雲台。素材はカーボン。耐荷重 20kg、本体重量 0.99Kg、三脚取り付けネジ穴は UNC 3/8"。アルカスイス互換クイックリリース対応。 ¥18,999
BENRO GH-2 コストパフォーマンスに優れた三脚・雲台を販売しているメーカー BENRO のジンバル雲台。耐荷重 23kg、本体重量 3.17ポンド。アルカスイス互換クイックリリース対応。 ¥14,966
Neewer(新・旧)*2 リーズナブルな写真関連機材メーカー Neewer のジンバル雲台。耐荷重 13.6kg、本体重量 3.4ポンド、三脚取り付けネジ穴は UNC 3/8"。アルカスイス互換クイックリリース対応。 ¥5,799
Neewer(カーボン) リーズナブルな写真関連機材メーカー Neewer のジンバル雲台。素材はカーボン。耐荷重 13.6kg、本体重量 不明、三脚取り付けネジ穴は UNC 3/8"。アルカスイス互換クイックリリース対応。 ¥11,599

Neewer のジンバル雲台

今回、Amazon のタイムセールで Neewer のジンバル雲台(アルミ合金製、旧型)が 2,320 円引きの 3,479 円で販売されていたので速攻でポチりました。品物は翌日に届きました。

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パッケージとその中身。型番すら書かれていないシンプルなパッケージです。

 

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パーツ構成はフレーム、クイックリリース、クイックシューの3点です。

 

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パーツを組み上げてみました。

サンニッパを載せてみる

今回購入した Neewer のジンバル雲台に Canon EF300mm F2.8L USM を付けた Canon EOS 1D X Mark II を載せてみました。なお、附属のクイックリリースプレートではジンバルのバランスが取れないので、長さ 120mm のクイックリリースプレートを別途購入しました。

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ジンバル雲台では、クイックリリースプレートをスライドさせてジンバルのバランスを取る必要があります。雲台に付属しているクイックリリースプレートでは長さが足りなくてジンバルのバランスが取れないため、INPON 製 120mm のクイックリリースプレートを別途購入しました。
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クイックリリースプレートを付属のもの(左)から INPON製 120mm のもの(右)に付け替えました。

 

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ジンバル雲台に載せる EOS 1D X Mark II + EF300mmF2.8L USM。あらかじめクイックリリースプレートをレンズの三脚リングにしっかりと装着しておきます。

 

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ジンバル雲台のクイックリリースにクイックリリースプレートを嵌め込み、前後にスライドしながらバランスが取れる位置で固定します。

ジンバル雲台を使って撮影してみる

マンションのベランダにサンニッパを載せたジンバル雲台付き三脚を持ち出して、実際に使用感を試してみました。バランスが取れているので雲台のロックを緩めても重いレンズに引きずられてお辞儀することもなく、俯角や仰角を付けて撮影していても、手を離すと水平ポジションにゆっくりと戻ってくれるので、非常に快適かつ安心です。あまりの快適さにもっと早く買うべきだったと後悔しました。

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マンションのベランダからジンバル雲台でサンニッパを使ってみました。雲台のロックは解除したままですが、手を放して放置してもレンズの重みでお辞儀することもなく水平位置をキープしています。

商品リンク

*1:2020-10-06 現在の Amazon での販売価格です。

*2:Neewer 製品にはなぜか型番が明記されていないものが多く、判別に難儀しています。