Godox AD100Pro は Godox のバッテリー式モノブロックストロボの中で最小・最軽量のものです。筆者は、最安値 29,990円(2,093ポイント還元+300円クーポンで実質 27,597 円)で販売している Studio Reiwa から購入しました。*1
実は1月下旬に商品を入手して試用および物撮りは終了していたのですが、なかなか原稿起こしの時間がとれずにスタック状態になっていました。*2
以下に、Godox の既存製品との比較を交えながら AD100Pro のレビューを行います。
Godox AD100Pro
Godox V1 との比較
Godox AD100Pro の発光部の形状はラウンドヘッド(円形ヘッド)にはなっていますが、発光管(キセノン管)の形状はラウンド型ではなくライン型になっていて Godox V1 に酷似しています。また、バッテリーも Godox V1 と互換性があります。ここでは Godox AD100Pro と Godox V1 を比較しながら製品レビューを行います。
外観
バッテリーの仕様
Godox AD100Pro のバッテリー(WB100)は Godox V1 のバッテリー(VB26)と互換性がある旨、メーカーである Godox からアナウンスが出ています。定格や形状を見比べてもまったく同一の仕様になっています。
ヘッドの形状
Godox V1 と Godox AD100Pro のヘッドを見比べると、モデリングランプの位置や発光管の形状、ディフューズパネルの形状などが酷似しています。ただ一点異なるのは Godox AD100Pro のディフューズパネルの色がアンバーになっている点です。
Godox V1 はラウンドヘッド型のクリップオンストロボとして人気のあるモデルですが、発光の色温度が高いという問題点を抱えていました。Godox AD100Pro ではこの欠点を補うためにディフューズパネルをアンバーにすることで色温度を下げているのではないかと推測されます。
フラッシュバルブ
ここでは Godox V1 と Godox AD100Pro のフラッシュバルブについて、光の拡散具合や色温度を比較してみました。Godox AD100Pro では緑被りが発生していますが、これはディフューズパネルの着色による影響と考えられます。
モデリングランプ
Godox V1 および Godox AD100Pro のそれぞれに装備されているモデリングランプについて、光の拡散状況、色温度、照度(光源までの距離1メートル)をそれぞれ測定した結果を以下に掲げます。 *3
Godox AK-R1 アクセサリーキットの利用
Godox AD100Pro のラウンドヘッドは Godox H200R(Godox AD200 / AD200Pro 用のラウンドヘッド)と形状の互換性があるので、Godox AK-R1 アクセサリーキットをそのまま利用することができます。