pepe’s blog

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デジタルスチルカメラ生産出荷実績表(カメラ映像機器工業会統計)2020年5月分

デジタルカメラの売上は台数・金額ともに減少の一途を辿っており、直近の7年間で8分の1程度にまで出荷台数が減少しています。

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直近の9年間で8分の1程度にまで出荷台数が減少している。

以下は、デジタルスチルカメラ生産出荷実績表(カメラ映像機器工業会統計)2020年5月分より抜粋したものです。各社とも小さいパイを奪い合っているわけで体力のない会社(光学事業部しかもっていない企業)は淘汰される時代になっています。このような状況下で新製品を開発・投入することはカメラ会社にとって非常に難しくなっているのが現状です。

デジタルスチルカメラ生産出荷実績表(カメラ映像機器工業会統計)2020年5月分を元に作成
項目 台数 金額
一眼レフ 生産 85,460台(前年同月比 19.6%) 3,148,185千円(前年同月比 22.8%)
総出荷 90,273台(前年同月比 21.2%) 4,364.571千円(前年同月比 27.3%)
国内出荷 5,686台(前年同月比 23.7%) 25,362千円(前年同月比 17.5%)
ミラーレス 生産 98,145台(前年同月比 35.2%) 5,491.891千円(前年同月比 39.0%)
総出荷 124,250台(前年同月比 38.0%) 9,822,699千円(前年同月比 41.9%)
国内出荷 8,405台(前年同月比 21.3%) 734,914千円(前年同月比 31.1%)

なお、売り上げの落ち込みは全世界規模のもので、例外は中国と欧州くらいしかありません。中国はいまだに前年同月比で売上額が100%を超えています(ミラーレスの場合)。国内出荷額が一眼・ミラーレス合わせて月額10億円に達しないのに対して、中国は月額65億円を超える売上があります。カメラメーカーがどちらを市場として選ぶかは自明です。