Neewer RF-550D LED リングフラッシュを Amazon のタイムセールで購入しました。通常価格 4,199 円のものがタイムセール特価 2,974 円で購入できました。
Neewer RF-550D とは
Neewer RF-550D LED リングフラッシュは、マクロ撮影に適した安価なリングライトで、発光部をレンズの先端に装着して使用するものです。
- 48 個のLED ビーズで構成されており、ガイドナンバーは 15 相当です。
- 添付のアダプタリングを使用することでフィルター径 49 / 52 / 55 /58 /62 / 67/ 72 / 77 mmのレンズに装着可能です。
- 4つの動作モード(定常光、フラッシュ、左半分フラッシュ、右半分フラッシュ)を持っており、定常光ライトとフラッシュの2通りの使用が可能です。
- 輝度は7段階(-1.5 / -1.0 / -0.5 / 0 / +1.0 / +1.5)から選択できます。
- 有効距離は 5 cm ~ 150 cm、シンクロ速度は 1/100 秒です。
- Canon、Nikon だけでなく SONY 等のデジタル一眼にも使用できます。
- 4色(透明、白、ブルー、オレンジ)のフラッシュディフューザが添付されています。
- 電源として単三電池4本を使用します。
商品説明
商品レビュー
Neewer RF-550D LED リングフラッシュの簡単な商品レビューを行います。
使用法は簡単で、添付のアダプタリング(フィルター径 49 / 52 / 55 /58 /62 / 67/ 72 / 77 mm)を使ってレンズの前面(フィルター装着部)にリングライトを装着し、電源部(コントロールユニット)をカメラのホットシューに装着します。
なお、添付のアダプタリングはプラスティック製でフィルターねじへの食いつきが良すぎるきらいがあり、強くねじ込むと外すときに難儀することになります。軽くねじ込む程度で使用することお奨めします。
定常光モードでの撮影サンプル
まず、定常光モードで使用するにあたって、光源がどの程度の明るさがあるのか調べてみました。光源から距離1メートルの位置(レーザ測距計を使用)でセコニック L-858D の照度計モードを使って測定を行った結果は以下の通りです。*1
つぎに、初代ロビ君(第三版)をモデルに定常光モードで撮影を行ってみました。なお、光源の輝度は最大輝度(+1.5)とし、カメラの露出は単体露出計 L-858D の測定値に設定しました。
フラッシュモードでの撮影サンプル
つぎに、初代ロビ君(第三版)をモデルにフラッシュモードで撮影を行ってみました。なお、光源の輝度は最大輝度(+1.5)とし、カメラの露出は単体露出計 L-858D の測定値に設定しました。
定常光モードとフラッシュモードで露出が変わらない不思議
定常光モードの撮影例とフラッシュモードの撮影例を比較していただくとわかるのですが、両者の露出データに変化がありません。
実際、フラッシュモードで点灯してみて点灯時の明るさが定常光とほとんど変わらない感じがしていました(苦笑)。「瞬間光」というよりも「短時間の発光」という感じで、発光ボタンを押したあとのチャタリングの時間だけ LED が発光しているように思えました。*2
フラッシュモードの閃光時間を測定してみた
そこで、L-858D の閃光時間測定モードを使って、実際の閃光時間を測定してみたところ、測定レンジをオーバーしていて 25m秒(1/40秒)前後であることがわかりました。
ちなみに、通常のフラッシュ(ストロボ)の閃光時間は数十マイクロ秒なので 1,000倍程度の差があることになります。参考までに各種ストロボの実測値を以下に示します。
以上のことから Neewer RF-550D のフラッシュモードは、いわゆるストロボのような閃光ではなくて単に定常光をごく短い時間だけ点灯させるモードと考えられます。
左右半分フラッシュでの撮影サンプル
Neewer RF-550D のフラッシュモードのもうひとつの特徴である左半分フラッシュ、右半分フラッシュについても試してみました。
この左半分フラッシュ、右半分フラッシュについて使用上の留意点があります。
Neewer RF-550D のリングフラッシュの発光部はマウントリングに固定されているわけではなく、フリーに回転できるようになっているため、左右のライトの分割位置が垂直にならないという点です。実際、電源部との接続ケーブルのテンションでリングライトが斜めになってしまうため、作例ではリングライトを手で押さえながら撮影を行いました。左右半分フラッシュを使用する場合には、マウントリングとリングライトの間に滑り止めになるようなスペーサを挟むなどの工夫が必要です。
フラッシュディフューザを使った撮影サンプル
4色(透明、白、ブルー、オレンジ)のフラッシュディフューザを使ってみました。
上記の例からわかるように、一番使い勝手がいいのは透明のフラッシュディフューザです。他のディフューザは照度が大幅に落ちてしまうため、露出条件を詰めるかレタッチで救済する必要があります。
最後に、透明のフラッシュディフューザを使って撮影したハルト君の写真を掲載します。