ヤフオクで S&W M629 Classic .44 MAGNUM ( マルシン製ガスリボルバー ) のジャンク品を落札したので修理を行いました。
S&W M629 Classic .44 MAGNUM
今回購入した S&W M629 Classic .44 MAGNUM はマルシン製のガスリボルバーで、 X カートリッジ化される以前の旧型製品です。
故障個所の修理・調整
故障の内容は以下の通りです。
- ハンマーが起こせない。
- トリガが引けない。
- 注入したガスが放出されない。
さっそく分解してみます。グリップを外し、サイドプレートを留めている4本のビスを外してサイドプレートを外すと発射機構が現れます。
ハンマーの部分を見るとセーフティレバーがセーフティ位置で固着していてハンマーをロックしていました。
セーフティレバーを引き抜いて研磨を行うと同時に、ストッパーの役目をしているボールベアリングや各可動部分にシリコンオイルを注油してスムーズに動作するようにしました。
動作確認
カートリッジを磨く
付属の金属製カートリッジの色がくすんで汚れが目立つので、金属磨きを使って奇麗にしました。
筆者は、金属磨き用クリーナーとして「ピカール」シリーズを愛用しています。ピカールには「ピカールネオ」、「ピカール液」、「ピカールネリ」、「ピカール ラビングコンパウンド」等のラインナップがありますが、ピカール特有の匂い(油臭さ)がきついのが難点です。
今回は、油臭い匂いがなくて仕上げ材としても扱いやすい「ピカールネオ」を使用しました。
ウェスに「ピカールネオ」を少量付けて金属製カートリッジを磨き上げます。ピカールは少量でもかなり汚れが落ちますので付けすぎないように注意しましょう。
銃本体の表面を磨く
なお、銃本体は「クレポリメイトクリア」でツヤ出しと表面保護を行いました。 フレーム部分はメッキなのでピカールでも磨けなくはないのですが、ピカールはプラを侵してしまう可能性があるので安全策をとってプラ用ポリッシュであるクレポリメイトを使用しました。
弾速チェック
マルイの 0.2g バイオ BB 弾を使用して弾速の測定を行いました。
重量測定
BB 弾の装填とガスの充填を行わずに、銃本体とカートリッジの重量を測定しました。
フォトギャラリー
Youtube 動画
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