サンスクリム(sun scrim)とは
scrim とは演劇用の幕を表す用語で、いわゆる紗幕も scrim の範疇に入ります。sun scrim とは文字通り太陽光を透過させて光を柔らかくする紗幕のことで、一般にディフューザと呼ばれるものに相当します。
照明機材として販売されている sun scrim は、このようなディフューザとしての役割の他に、反射板(レフ)としての役割を兼ねているものが多いようです。
AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板
今回ご紹介する AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板は、ディフューザだけでなくレフ(黒、金、銀、白の4種)としても使用することができます。

AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板の一式が収納されているソフトケース。

ソフトケースには、黒白金銀のリバーシブルのレフ用ファブリックとディフューザ、アルミ製フレーム一式が同梱されています。
なお、AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板は、ディフューザとレフで使用されるファブリックの構造が異なるため、それぞれフレームの組み立て手順が異なります。ここでは、それぞれの用途ごとに異なる組み立て手順を解説します。*1
レフ板として使う場合の組立て手順
AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板をレフ板として使用する場合は、以下の手順でフレームの組立を行います。フレームを完全に組み上げずに一辺を残しておくのが組立のコツです。

フレームの三辺(ライトスタンドホルダー側)を組み上げます。フレームを完全に組み上げてしまうとレフ用ファブリックが通せなくなってしまうので注意してください。組立てには添付のL字レンチを使います。
組み上げたフレームの開いている側からレフ用ファブリックを通します。レフ用ファブリックのライトスタンドホルダー用の切り欠きがある側(マジックテープになっている側)からホルダーに通してください。
レフ用ファブリックをフレームを通し終えたらフレームの残りの一辺を組み上げます。
レフ用ファブリックのライトスタンドホルダー用切り欠きがある側のマジックテープを使ってフレームにしっかりと固定します。
レフ用ファブリックはそれぞれ黒白と金銀のリバーシブルになっています。金銀のレフとして使う場合はファブリックを裏返して上記と同様の手順で組み上げてください。

ファブリックを裏返すことで金銀レフとして使用できます。この写真は銀レフ面です。
ディフューザとして使う場合の組立て手順
AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板をディフューザとして使用する場合は、以下の手順でフレームの組立を行います。レフの場合と異なりフレームを完全に組立てたあとにディフューザ用ファブリックを装着します。

ディフューザ用ファブリックを拡げます。

ディフューザ用ファブリックの上に組み上げたフレームを載せてファブリックの4辺にあるマジックテープでフレームに固定します。ファブリックの大きさが湿度等で微妙に変化することがあるので必要に応じてフレームのサイズを微調整してください。
天トレでの使用例

AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板をライトスタンドに装着して天トレとして使用します。フレーム両端の留め金のネジを緩めるとフレームの角度を変えることができます。特別なマウントを使用しなくても天トレの角度が変更できるので便利です。

光源には Godox ML60(LED照明)を使用しました。天トレ全体に光が行きわたるように若干遠目からあてる手抜きライティングになっています(汗)。本当は拡散させた光を近くからあてるべきです(苦笑)。
このセッティングでは光源の反対側に長い影が落ちてしまうので、レフ板を使って影起こしをしています。使用しているレフ板は 20 年以上前に買ったキングのレフ板です。
本番撮影ではさらにレフ板を1枚追加しました。

このセッティングでブログ記事用の物撮りを行いました。この記事は後日公開します。
ライトスタンドに注意
AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板をライトスタンドにセットする場合は、ライトスタンドホルダー部分に付属のダボを使ってメスダボタイプのライトスタンドに装着します。
付属のダボを使ってメスダボタイプのライトスタンドに装着します。
なお、AMBITFUL 90x120cm サンスクリム反射板のライトスタンドホルダー部分はメスダボになっていないので、そのままではオスダボタイプのライトスタンドは使用できません。
オスダボタイプのライトスタンドにネジで固定することも可能ですが、安価なライトスタンドで使われているアルミ製のオスダボでは強度不足でネジごと折れてしまう可能性があるのでオススメできません。

ライトスタンドには左側のメスダボタイプ(国産品に多い、昔はほとんどこのタイプだった)と右側のオスダボタイプ(海外品に多い、最近はこのタイプが増えている)があります。使用する機材に応じて適したライトスタンドを選択する必要があります。
商品リンク
AMBITFUL
Pro Studio Solutions
折り畳み式ディフューザ
レフ板
脚注・コメント