Pergear-Japan で GODOX MS300 コンパクトスタジオフラッシュ が安くなっていたので購入しました。通常販売価格 11,700 円のものがバレンタイン割引クーポン適用で 15% OFF の 9,945 円で手に入りました。ちなみに 2021 年 2 月 7 日に発注して発送通知が来たのが 3 月 13 日、実際に届いたのはその5日後の 3 月 18 日でした。
- GODOX の AC モノブロックストロボのラインナップ
- GODOX MS300 の特長および仕様
- GODOX MS300 の開梱
- MS300 へのリフレクターの装着
- 関連記事
- 商品リンク
- 脚注・コメント
GODOX の AC モノブロックストロボのラインナップ
GODOX の AC モノブロックストロボ *1 には、MS / DPⅢ / SKⅡ / QSⅡ / QTⅡ の5種類のラインナップがあります。それぞれの詳細については、Studio Reiwa さんのサイトにまとめ記事があります。下記リンクをご覧ください。
GODOX MS300 の特長および仕様
MS シリーズは GODOX の AC モノブロックストロボのラインナップの中でも最も安価なエントリー向けの製品で、MS200(200Ws)と MS300(300Ws)の2つのモデルがリリースされています。今回購入した MS300 の特徴およびスペックは以下のようなものです。
- ボウエンズマウント採用により各種のボーエンズマウントアクセサリを利用可能
- Godox 2.4G ワイヤレス X システムを搭載
- 150Wモデリングランプは 5% から 100% の範囲でストロボに合わせて調光可能(発光量 100% 固定も可能)
- 1/32 ~ 1/1 まで 50 ステップの範囲で発光量の設定が可能
- リサイクル時間は 0.1 ~ 1.8 秒(110V 動作時)*2
- ダイヤル・ボタンによる設定操作、設定内容は液晶表示パネルに表示
- プリフラッシュ防止機能により、1回のプリフラッシュ発光システムを備えたカメラとの同期が可能
- 優れた出力安定性、同じ出力下で 2% 以下のシフト
- コンパクトで軽量なボディ(樹脂製)
- 冷却ファン内蔵
出力 | 300Ws |
---|---|
ガイドナンバー | GN58 |
色温度 | 5600K ± 200K |
電源電圧 | AC110-120V/~60Hz あるいは AC200-240V/50Hz |
ストロボ電力調整 | OFF、5.0~10.0(1/32~1/1) |
モデリングランプ | 150W |
モデリングランプの発光量 | 5%~100% |
トリガーモード | シンクロコード、フラッシュテストボタン、スレーブトリガー、無線制御ポート |
フラッシュ発光時間 | 1/2000~1/800 秒 |
ヒューズ | 5A |
リサイクルタイム | 0.1~1.8 秒(110V) あるいは 0.1~1.3秒(220V) |
サイズ | Φ12.6 × 16.7 × 28.3 cm |
重量 | 1.36 Kg |
なお、MS300 の製品詳細については GODOX の公式サイトをご覧ください。*3
GODOX MS300 の開梱
GODOX MS300 のパッケージは AC モノブロックストロボのパッケージとしてはコンパクトで、中国からの荷物でお馴染みのビニール包装で送られてきました。なお、パッケージ写真にはリフレクターが装着されていますが、商品にリフレクターは同梱されていません。リフレクターは別途購入する必要があります。
セッティング
GODOX MS300 のセッティングは極めてシンプルです。モデリングランプを装着して電源ケーブルを繋ぐだけですぐに使用できます*4。ライトスタンドホルダーも本体に付いているので、そのままライトスタンドに載せて固定するだけです。
Godox 2.4G ワイヤレス X システムを搭載しているため、Xpro や X1T、X2T などのリモートコマンダーから発光量の調整やモデリングランプのオンオフができてとても便利です。
MS300 の良いところ
MS300 の最大の長所は 300Ws 級の AC ストロボとしては非常にコンパクトで軽量である点です。ここでは GODOX の 300Ws 級の AC ストロボである SK300Ⅱ、バッテリー式ストロボである AD300Pro とサイズ感の比較をしてみました。
MS300 vs SK300Ⅱ
SK300Ⅱ のサイズ Φ12.7 × 20.6 × 34cm、重量 1.9 Kg に対して、MS300 はサイズ Φ12.6 × 16.7 × 28.3 cm、重量 1.36 Kg と大幅に小型軽量化が図られています。
MS300 vs AD300Pro
AD300Pro のサイズ Φ9 × 10 × 19cm、重量 1.25 Kg に対して、MS300 はサイズ Φ12.6 × 16.7 × 28.3 cm、重量 1.36 Kg と小型さという点では劣っているもの、重量に関しては100g 程度しか違いがありません。
MS300 のウィークポイント
AD200 / AD200Pro や AD300Pro などのバッテリー式モノブロックストロボを使い慣れている人が MS300 を使用した場合に一番不満に感じるのが発光量の調整範囲の狭さでしょう。バッテリー式モノブロックでは最小光量が 1/128 や 1/256 であるのに対して、MS300 の最小光量は 1/32 になっているため、光量を絞り込んで使いたい人には評判が良くないようです。
また、チャージ間隔が最大 1.8 秒というのも他の AC ストロボに比べて見劣りするところです。ただ、フル発光で使用することはキセノン管や電源周りに負荷がかかって製品寿命を短くするだけなので、筆者はこれを大きな問題だとは考えていません。小さなストロボをフル発光で使うよりも大きなストロボで余裕をもってライティングするべきだと思います。
この二点をウィークポイントと見なすかどうかは人によって判断が分かれるところだと思います。私は写真の師匠から「照明機材にかぎっては大は小を兼ねないんだよ」と何度となく言われました。それぞれのストロボにはそれぞれが存在する理由があります。
モデリングランプについての注意点
GODOX MS300 のモデリングランプは 150W のもので、このクラスのストロボとしては大きな光量のものが採用されています。 LED ではなくハロゲンランプなので発熱量が大きい点に注意が必要です。モデリングランプに関する取り扱い上の留意点を以下に掲げます。
- 使用中や使用後に素手で触れると火傷の危険があります。
- 難燃性素材を使用していないソフトボックス等は発煙・発火の危険があるので使用は推奨できません*5。
- モデリングランプを E26 ソケットの LED に交換する場合、調光可能な LED ランプを使用する必要があります。なお、調光不能な LED ランプを使う場合は発光量 100% 固定で使用してください*6。
なお、モデリングランプを LED ランプに交換する方法については下記の記事をご覧ください。
MS300 へのリフレクターの装着
GODOX AD-R6 の装着
MS300 に SK300Ⅱに同梱されていた標準リフレクタ― AD-R6 を装着してみました。
Neewer 製標準リフレクターの装着
MS300 に Neewer 製標準リフレクター(ボーエンズマウント用)を装着してみました。
なお、Neewer 製標準リフレクターについては下記の記事をご覧ください。
pepeprism.hatenablog.com