pepe’s blog

雑多な趣味に関して深く浅く広く狭く語るブログです。

Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse の動作不良を補修

メイン PC で使用しているマウスが動作不良を起こすようになったので補修を行ってみました。補修といっても部品交換を伴うような大げさなものではなく、誰にでもできる簡単なものです。

Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse

今回補修作業を行うのは Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse です。大型のマウスで手首に優しい形状をしているため愛用しているのですが、2~3日前からマウス操作のレスポンスが急激に悪くなり、左クリックしても反応しなかったり、クリックしていないのにウインドウが開いたりする動作不良が発生するようになりました。
ネットの口コミ等をみると、2016年以降の製品(L6V-00013)で、マウスボタン(サイドボタンを含む)の動作不良が起きる不具合(経年劣化?)が結構あるようです。

マウスの外装を剥がす

Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse の外装を外そうとして裏面や電池ボックスの中を調べてみましたが、ビス止めされている箇所はありませんでした。どうやら外装はスナップインで嵌め込んであるだけのようです。そこで分解用の治具(ケースオープナー)を使って外装を剥がしてみました。 

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分解用の治具(ケースオープナー)を使って外装を剥がします。
①マウスボタン側の外装の下にケースオープナーを挿し込んでゆっくりと抉じ開けていきます。
②外装の継ぎ目に沿ってケースオープナーを進めていき、マウスボタンの反対側の下部にケースオープナーを挿し込んでゆっくりと持ち上げます。
③外装が外れると継ぎ目に埃が溜まっていました。

内部カバーを外す

外装を外すと内部カバーが現れます。内部カバーは4つのビス(トルクスネジ T6)で固定されています。分解にはトルクスネジ T6 用のレンチまたはドライバーが必要です。

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内部カバーを外すにはトルクスネジ T6 用のレンチまたはドライバーが必要です。
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4つのトルクスネジを外すと内部カバーが外れます。(写真には5つのビスが写っていますが、基板を固定しているビスのネジ穴が破損していて一緒に外れてしまったものです。)

パーツクリーニングおよび接点復活剤の塗布

マウスの内部が剥き出しになったら、各部のクリーニングと接点復活剤の塗布を行います。

クリーニングにはパーツクリーナー(CRC エレクトロニッククリーナー)を使用します。パーツクリーナーはすぐに乾くのでゴミを吹き飛ばすくらいの勢いで吹いて大丈夫です。多めに吹いたらキムワイプで拭き取ります。クリーナーを吹いたあとはそれぞれの可動部分を動かして馴染ませます。

パーツクリーナーが乾いたらスイッチ等の接点部分に軽く接点復活剤(CRC コンタクトスプレー)を吹きます。接点復活剤は乾燥がおそく着け過ぎると良くないので吹き付けるのは一瞬(時間にしてコンマ数秒)に抑えてください。着け過ぎを防ぐために周辺をキムワイプで覆っておくと安全です。接点復活剤を塗布したらそれぞれの可動部分(スイッチ等)を動かして馴染ませます。

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補修に使用するのはお馴染みの二種類のスプレーとキムワイプです。
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パーツクリーナーを使用して各部を清掃します。
①継ぎ目の埃を取ります。
②マウスホイールを清掃します。
③サイドボタンの可動部を清掃します。
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④マウスホイールの反対側を清掃します。
⑤マウスホイールを左右に動かすための軸とマイクロスイッチを清掃します。
⑥マウスボタン(左右)のマイクロスイッチを清掃します。
※クリーニングが終わったら乾燥するのを待って接点復活剤を塗布します。

作業完了

内部カバーを元に戻してネジで止め外装を装着し直します。接点復活剤が安定(乾燥)するまでしばらく(1時間程度?)電池は入れずに置いておきます。以上で補修作業は完了です。

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内部カバーをネジ止めして外装を装着します。接点復活剤が乾燥したら作業は完了です。

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