pepe’s blog

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AD100Pro で Godox マウント変換アダプタを使ってみた

小型軽量化が進む照明機材とボーエンスマウント

Godox では、自社の照明機材(ストロボ、LED ライト)用にボーエンスマウントを含む複数の異なるマウントに対応したモディファイアを提供していますが、AD100Pro などのラウンドヘッドを採用したフラッシュライトで使用できるモディファイアはごくわずかしかありません。

現状、AD100Pro AD200/AD200Pro のラウンドヘッドにソフトボックス等を使用したい場合は、S2 ブラケットを介してボーエンスマウントのソフトボックスを装着するしか方法がありません。これでは AD100Pro の小型軽量さがスポイルされてしまいます。

AD100Pro で Godox マウントのモディファイアを使いたい

Godox には、ボーエンスマウントよりも可搬性に優れた Godox マウントのモディファイアがあるので、これを活用しない手はないのですが、なぜかラウンドヘッドGodox マウントに変換するアダプタの類が出る様子はありません。Godox のラウンドヘッドには変換アダプタ または モディファイアを取り付けるための溝があるにも関わらず、です。

そんな中で、3Dプリンタを使って個人で変換アダプタを製作されている方がいらっしゃいます。ネットで検索する限りではお二方がそれぞれ独自にアダプタを開発しておられますが、今回、そのおひとりから変換アダプタを提供していただけることになりました。

鈴木遥介さんから提供していただいた変換アダプタ

今回、変換アダプタを提供してくださったのは、TwitterYoutube で主にブツ撮り関連の記事や動画を投稿なさっている "写真撮る人" 鈴木遥介さんです。鈴木さんからは、通常型 と ラウンドヘッド用フィルター対応型(試作版) の2種類のアダプタを提供していただきました。

(左)通常用、(右)フィルター装着用
通常用。左右の4つのビスを緩めてラウンドヘッドの溝に合わせて取り付けた後、ビスを締めて固定します。
フィルター装着用(試作版)。ラウンドヘッド用フィルター枠の厚みのぶん奥行きが設けてあります。

与えられた課題とその回答

鈴木さんからは変換アダプタの提供の条件としていくつか課題を与えられました。以下はその課題への回答(非公開)に若干の加筆・変更を行ったものです。なお、本稿では通常用のアダプタのみを使用しています。

AD100Pro でソフトボックス ML-SF3030 を使用できるか?

AD100Pro にマウント変換アダプタを使って ML-SF3030 を取り付けてみました。なお、フロントヘビーになりそうなので、ライトスタンドアダプタは前側のネジ穴に装着しました。特に問題はなく普通に使用できました。グリッドも使用可能でした。

AD100Pro でオクタボックス AD-S60S を使用できるか?

AD100Pro にマウント変換アダプタを使って AD-S60S を取り付けてみました。ML-SF3030 同様にフロントヘビーになりそうなので、ライトスタンドアダプタは前側のネジ穴に装着しました。特に問題はなく普通に使用できました。グリッドも使用可能でした。

V1 で ソフトボックス ML-SF3030 をオンカメラで使用できるか?

V1-C にマウント変換アダプタを使って ML-SF3030 を取り付けてみました。取り付けはできましたが、V1-C のヘッドが荷重に耐えられず、天バン以外の角度ではお辞儀をしてしまって使用に耐えませんでした。カメラに載せることは可能でしたが、この状態では使い物になりません。V1-C のヘッドの固定部分はクリック感もなく、ヘッドにモディファイアを装着することを前提とした作りになっていない感じです。

おまけ - AD100Pro でリフレクタ AD-R14 は使用できるか?

AD100Pro にマウント変換アダプタを使って AD300Pro 用リフレクタ AD-R14 を取り付けてみました。ライトスタンドアダプタは前側のネジ穴に装着しました。特に問題はなく普通に使用できました。フィルターやグリッドも使用可能でした。

実験的試み - AD200Pro用ラウンドヘッドに装着できるか?

次に AD200Pro のラウンドヘッドにマウント変換アダプタを使ってみようとしたのですが、サイズ(特に横幅)が合っていないようで装着そのものができませんでした。

AD100Pro のヘッドの形状と外径

そこで AD100pro のヘッドを採寸してみました。形状はほぼ真円で外径は 76.2mmΦ でした。

AD100Pro のヘッドはほぼ真円で外径は 76.2mmΦ でした。

AD200Pro のラウンドヘッドの形状と外径

つぎに AD200pro のラウンドヘッドを採寸してみました。その結果、形状が真円ではなく、部位によって外径が 76.2mmΦ~77.45mmΦ と異なっていました。

AD200Pro 用ラウンドヘッドは真円にはなっておらず、部位によって外径が 76.2mmΦ~77.45mmΦ と異なっていました。

また、形状が根元に向かって(特に横幅が)緩やかに膨らむようにテーパー状に変形していることがわかりました。

AD200Pro のラウンドヘッド。前面は円形ですが、底面はスクエアになっており、緩やかに形状とサイズが変化しています。
側面は外径がテーパー状に変化しています。

ML-CD15 および ML-CS1625 の Godox マウントアダプタの謎

ML-CD15 および ML-CS1625 には、スクエアヘッド用、ラウンドヘッド用、Godox マウントの3種類のアダプタが標準添付されていて、AD200pro のラウンドヘッドにも問題なく装着できています。そこで、このアダプタの内径を採寸してみたところ、76.5mmΦ~76.8mmΦ~77.45mmΦ の範囲で部位によって変化していました。

ML-CD15 のラウンドヘッド用アダプタの内径は 内径は 76.5mmΦ~76.8mmΦ~77.45mmΦ の範囲で部位によって変化していました。

また、アダプタの内側に肉厚を薄くするなど微妙に変形させている箇所があり、基本的に縦方向のテンションを使ってアダプタをホールドする(横方向はタイトに作らずに余裕を持たせている)作りになっているようです。どうやら、このあたりの加工が汎用に使えるようにするためのポイントのようです。

スクエアの角に相当する部分の肉厚を薄くしたり、横方向のサイズに余裕を持たせて縦方向のテンションでアダプタを固定する作りになっていました。

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"写真撮る人" 鈴木遥介さんについて(外部リンク)

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商品リンク

Godox マウントアダプタ

今回ご紹介したマウントアダプタは下記の各リンクでご購入いただけます。

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Godox 製モディファイア

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