amazon prime で GODOX SK300II スタジオフラッシュ が安くなっていたので購入しました。通常販売価格 14,999 円のものが 6,299 円引きの 8,700 円で手に入りました。しかも(後で気づいたことなのですが)GODOX BD-04 バーンドア ハニカム グリッド 4色フィルターセット (通常販売価格 2,799 円)がオマケで付いていました。実質 5,901 円 で 300Ws の AC ストロボが購入できたことになります。なんとも凄い時代になったものです。
GODOX SK300II の特長および仕様
GODOX SK300II は、写真撮影用の AC モノブロックス トロボで、その特徴およびスペックは以下のようなものです。
ボウエンズマウント採用により各種のボーエンズマウントアクセサリを利用可能
Godox 2.4G ワイヤレス X システムを搭載
150Wモデリング ランプは 5% から 100% の範囲でストロボに合わせて調光可能(発光量 100% 固定も可能)
1/16 ~ 1/1 まで 40 ステップの範囲で発光量の設定が可能
リサイクル時間は 0.1 ~ 1.0 秒と高速
ダイヤル・ボタンによる設定操作、設定内容は液晶表示パネルに表示
プリフラッシュ防止機能により、1回のプリフラッシュ発光システムを備えたカメラとの同期が可能
優れた出力安定性、同じ出力下で 2% 以下のシフト
コンパクトで軽量な金属ボディ
冷却ファン内蔵
GODOX SK300II のスペック
出力
300Ws
ガイドナンバー
GN58
色温度
5600K ± 200K
電源電圧
AC200-240V/50Hz あるいは AC100-120V/60Hz
ストロボ電力調整
OFF、6.0~10.0(1/16~1/1)
モデリング ランプ
150W
モデリング ランプの発光量
5%~100%
トリガーモード
シンクロコード、フラッシュテストボタン、スレーブトリガー、無線制御ポート
フラッシュ発光時間
1/2000~1/800 秒
ヒューズ
5A
リサイクルタ イム
0.1~2.0 秒
サイズ
Φ12.7 × 20.6 × 34cm
重量
1.9 Kg
GODOX SK300II の開梱
GODOX SK300II のパッケージはかなり大きく、巨大な段ボール箱 に梱包されて届きました。パッケージの写真はなぜか SK400II のもので、SK300II と SK400II は共通パッケージのようです。
パッケージの裏表。なぜか SK400II の写真になっています。
内容物は SK300II 本体、発光部カバー、標準リフレクタ― AD-R6、モデリング ランプ(150W、E26型)、AC電源ケーブル 。その他写真には写っていませんが、スペアヒューズが2本付いています。
セッティング
GODOX SK300II のセッティングは極めてシンプルです。モデリング ランプを装着して電源ケーブル を繋ぐだけですぐに使用できます*1 。ライトスタンドホルダーも本体に付いているので、そのままライトスタンドに載せて固定するだけです。
Godox 2.4G ワイヤレス X システム を搭載しているため、Xpro や X1T 、X2T などのリモートコマンダー から発光量の調整やモデリング ランプのオンオフができてとても便利です。
① 150W モデリング ランプは E26 ソケットにねじ込んで装着します。 ② AC 電源ケーブル は背面操作パネルに装着します。 ③ 操作パネルは必要にして十分な操作系になっていて使いやすいです。
SK300II のウィークポイント
AD200 / AD200Pro や AD300Pro などのバッテリー式モノブロックス トロボを使い慣れている人が SK300II を使用した場合に一番不満に感じるのが発光量の調整範囲の狭さでしょう。バッテリー式モノブロックでは最小光量が 1/128 や 1/256 であるのに対して、SK300II の最小光量は 1/16 になっているため、光量を絞り込んで使いたい人には評判が良くないようです。
筆者の場合、銀塩 時代にバルカーやコメット等のジェネレータ式のストロボを使っていたので、最小光量 1/16 というのは別段珍しくは感じないのですが、デジカメからライティングの世界に入ってきた人は不便に感じるようです。これをウィークポイントと見なすかどうかは人によって判断が分かれるところだと思います。
ちなみに、私は写真の師匠から「照明機材にかぎっては大は小を兼ねないんだよ 」と何度となく言われました。AC ストロボには AC ストロボの用途があると割り切って考えたほうがいいと思います。
モデリング ランプについての注意点
GODOX SK300II のモデリング ランプは 150W のもので、このクラスのストロボとしては大きな光量のものが採用されています。 LED ではなくハロゲンランプ なので発熱量が大きい点に注意が必要です。モデリング ランプに関する取り扱い上の留意点を以下に掲げます。
使用中や使用後に素手 で触れると火傷の危険があります。
難燃性素材を使用していないソフトボックス等は発煙・発火の危険があるので使用は推奨できません*2 。
モデリング ランプを E26 ソケットの LED に交換する場合、調光可能な LED ランプを使用 する必要があります。なお、調光不能 な LED ランプを使う場合は発光量 100% 固定 で使用してください*3 。
なお、モデリング ランプを LED ランプに交換する実例については、後編で取り上げます。お楽しみに。
GODOX SK300II を使ってみる
直当てで使ってみる
まずは、ストロボ直当てでぬいぐるみを撮影してみました。せっかく 150W という大光量のランプが付いているので、モデリング ランプだけでどのくらい撮れるかもあわせて試してみました。なお、色温度 の違いがわかるようにホワイトバランスは 5600K で現像してあります。色調整やレタッチは一切行っていません。
① こんな感じで直当てしました(ISO400、f/8、1/15秒)。 ② モデリング ランプだけで撮影 (ISO400、f/4.5、1/60秒)。 ③ ストロボをマニュアル発光で撮影(ISO400、f/22、1/60秒)。
天井バウンスで使ってみる
つぎに、SK300II を天井に向けて天井バウンスによる撮影を行ってみました。モデリング ランプだけで撮ったもの、光量を 1/16 から 1/1 への変化させて撮ったものをそれぞれ掲げます。前記と同様にホワイトバランスは 5600K、その他は未調整です。
① モデリング ランプだけで撮影(ISO400、f/4.5、1/4秒)。 ② 発光量 1/16 で撮影(ISO400、f/5.6、1/60秒)。 ③ 発光量 1/8 で撮影(ISO400、f/8、1/60秒)。
④ 発光量 1/4 で撮影(ISO400、f/11、1/60秒)。 ⑤ 発光量 1/2 で撮影(ISO400、f/16、1/60秒)。 ⑥ 発光量 1/1 で撮影(ISO400、f/20、1/60秒)。
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脚注・コメント