pepe’s blog

雑多な趣味に関して深く浅く広く狭く語るブログです。

【お買い得情報】GODOX 製品の値引き販売を実施中(なくなり次第終了)

Amazon 他で GODOX 製の値引き販売を実施中です。いずれも台数限定で「なくなり次第終了」とのこと。お買い求めはお早めにどうぞ!

Godox AD200 Pro が¥5,340 OFFクーポン適用で ¥39,160


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Godox AD200Pro
価格 : ¥44,500
Emgreat店独自ポイント : 5%
クーポン : ¥5,340 OFF
 

Godox AD200 が 20%OFFクーポン適用で ¥30,400


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Godox AD200
価格 : ¥38,000
Amazon ポイント : 1326pt (3%)
クーポン : 20% (¥7,600) OFF
 

Godox TT685C が 10%OFFクーポン適用で ¥12,330


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Godox TT685C
価格 : ¥13,700
Amazon ポイント : 478pt (3%)
クーポン : 10% (¥1,370) OFF
 

Godox TT600 が 10%OFFクーポン適用で ¥7,200


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Godox TT600
価格 : ¥8,000
Amazon  :  279pt (3%)
クーポン : 10% (¥800) OFF
 

Godox AD600BM が大特価 ¥49,999


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Godox AD600BM
価格 : ¥68,200
特価 : ¥49,999
Pergear店独自ポイント : 5%
楽天ポイント :1,479pt (3倍)
 

Godox AD360II-C が大特価 ¥44,984


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Godox AD360II-C
価格 : ¥63,500
特価 : ¥44,984
Pergear店独自ポイント : 5%
楽天ポイント :1,347pt (3倍)
 

商品リンク

クーポン&Amazon Prime ポイント還元あり

クーポン&業者独自のポイント還元(5%)あり *1

楽天 PerGear 店独自のポイント還元(5%)あり *2

脚注・コメント

*1:製品に添付されているカードで手続きを行うと次回購入時に 5% 割引を受けられます。

*2:製品に添付されているカードで手続きを行うと次回購入時に 5% 割引を受けられます。

【お買い得情報】Peak Design 公式サイトでブラックフライデーセールを実施中

Peak Design 公式サイトにて「ブラックフライデーセール」を実施中です。11 月 30 日まで Peak Design のバッグ、ポーチ、トラベル三脚、アンカーリンクス、ストラップ、クリップなどのカメラアクセサリ―が特価で購入できます。

なお、Peak Design 公式サイトでのお買い物の方法については、当ブログの下記の記事をご覧ください。

特価品の一覧(一部)

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カメラバッグ

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トラベルバッグ

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トラベル三脚

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ポーチ、キューブ

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カメラクリップ

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カメラストラップ、アンカーリンクス

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Peak Desgin 公式サイト

セコニック スピードマスター L-858D トランスミッター RT-GX バンドルキットが届きました

Amazon で購入予約していたセコニック スピードマスター L-858D トランスミッター RT-GX バンドルキット(予約特価品)が届きましたので簡単にレビューします。

L-858D トランスミッター RT-GX バンドルキットとは

セコニック スピードマスター L-858D トランスミッターバンドルキットの概要については、以前に本ブログにて取り上げました。商品概要をお知りになりたい方は下記の記事をご一読ください。

今回購入したのは、Godox フラッシュ用トランスミッター RT-GX がバンドルされた商品で、スピードマスター L-858D に RT-GX が組み込まれた状態で販売されています。

開梱

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パッケージとその中身。L-858D 本体はソフトケースに収納されています。ストラップと液晶保護フィルムが同梱されています。なお、スタートアップガイド以外の製本マニュアルは添付されていないので、別途ウェブサイトからダウンロードする必要があります。

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ソフトケースから L-858D を取り出してみました。

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電池室内にトランスミッターのモジュールが組み込まれています。電源は単三電池2本です。

L-858D の操作

L-858D の各種設定を行う

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MENU ボタンを押すと各種の設定メニューが表示されます。諸々のカスタマイズはこのメニューから行います。液晶ディスプレイがタッチパネルになっているので、設定はタッチパネルで行います。

測定モードを選択する

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測定モードをメニューから選択します。測定モードは全部で 17 モードあります。選んだ測定モードに応じて、測定画面の設定内容(絞り・シャッタースピード・ISO 感度など)が切り替わります。Godox のストロボを使用する場合は無線接続の項目の中から選択します。

Godox のストロボを発光させて露出を測定する

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Godox のストロボのチャンネルとグループを指定して発光量を設定します。設定は個々のグループ単位または全グループ一括で行うことができます。モデリングランプのオンオフも指定できます。
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露出の測定を行います。露出の測定は個々のグループ単位または全グループ一括で行うことができます。個々のストロボごとの露出を測って光量を微調整をしてから全体の露出を測定するという手順を踏むことができます。
なお、個々の露出を測定するときは受光部(光球)を格納して平板として使用します。

反射光式露出計として使用する

スピードマスター L-858D は入射光式露出計と反射光式露出計の2つの使い方ができます。液晶画面下段中央の表示が光球のアイコン表示のときは入射光式、目のアイコン表示のときは反射光式になります。タッチパネルのアイコンをタップすることで変更できます。

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ファインダーのキャップを外して(反対側の)接眼部を覗いて測光を行います。メモリ機能を使って入射光式と反射光式の測定値を組み合わせて露出を決めることができます。

マニュアルおよびソフトウェアの入手

マニュアルを公式サイトからダウンロードする

L-858D のパッケージにはスタートアップガイド以外の製本マニュアルは添付されていません。詳細なマニュアルは公式ウェブサイトから別途ダウンロードする必要があります。

  1. スピードマスター L-858D 使用説明書 ※230ページ
  2. SPPEDMASTER L-858D スタートアップガイド ※16ページ
  3. トランスミッターRT-GX(Godox用) 使用説明書 ※60ページ
  4. トランスミッターRT-BR(broncolor用) 使用説明書 ※48ページ
  5. トランスミッターRT-EL/PX(Elinchrom/Phottix用) 使用説明書 ※60ページ
  6. L-858D 専用トランスミッター RT シリーズ スタートアップガイド ※2ページ

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L-858D と RT-GX のマニュアルだけでも印刷(1/2 サイズで両面印刷)するとこのボリュームになります。

トリセツでマニュアルを参照する

公式ウェブサイトからファイルをダウンロードする方法のほかに「トリセツ」を利用する方法があります。「トリセツ」はスマホや PC で各種の取扱説明書を参照できる無料サービスで、L-858D のマニュアルも参照可能です。

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iPhone の「トリセツ」アプリに L-858D と RT-GX を登録しておくことでいつでもどこでもマニュアルを参照できるようになります。

なお、「トリセツ」については、本ブログでも以前に取り上げていますので、興味のある方は下記の記事をご覧ください。

ファームアップ用ソフトウェアを公式サイトからダウンロードする

L-858D のファームウェアアップデートには専用のユーティリティソフト(Data Transfer Software)が必要です。このソフトウェアはパッケージには同梱されていないので、公式ウェブサイトからダウンロードする必要があります。

  1. 【Windows版】Data Transfer Software Ver.6.1.0
  2. 【Macintosh版】Data Transfer Software Ver.6.1.0
  3. Data Transfer Software ソフトウェアガイド Ver.6.1.0 ※93ページ

セコニック公式ウェブサイト(ダウンロードページ)

商品リンク

関連記事

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脚注・コメント

レンジファインダー機のフォーカス調整

レンジファインダーカメラは、いわゆる三角測量によって被写体までの距離を測定してレンズの距離環に反映させる方式をとっています。したがって、一眼レフのように実際に結像をみてフォーカスを合わせているわけではないので、経年変化等でレンジファインダーにズレが生じていたり、使用するレンズの距離環との誤差があったりすると、ファインダーで二重像を合致させてもフォーカスが外れた写真になってしまうことがあります。

このような場合には、レンジファインダー(距離計)のミラーの角度を調整することでフォーカスが合うようにする必要があります。ファインダーの二重像のズレには縦像のズレと横像のズレがありますが、フォーカスに影響するのは主に横像のズレです。

本稿では横像のズレを調整する方法について簡単に取り上げます。より詳しい解説については巻末に参考 URL を添付しますのであわせてご覧ください。また、ご自身で調整・修理が難しいとお感じになった方のために、クラカメの修理店(主に関東周辺)のリンクも掲載しておきます。

バルナックライカのフォーカス調整

ここでは、レンジファインダー機の元祖ともいうべきバルナックライカ型のカメラについて距離計(レンジファインダー)の横像のズレを調整する方法を解説します。

バルナックライカ型のレンジファインダーカメラには、距離計のミラーの角度を調整する機構が付いていて、マイナスドライバー2本(極小の時計用ドライバー)で調整が可能です。

フェイクライカのフォーカス調整

ここでは、バルナックライカのコピーであるフェイクライカFEDベース)を使って具体的な手順を示します。

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題材に使用したフェイクライカ(バルナックライカのコピー品)、FEDベースと思われます。
  1. カメラの正面向かって右側のファインダーの左側にあるビス(マイナスねじ)を外します。小さなビスなので紛失しないように注意してください。

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  2. ビスを外すと中に調整用のマイナスねじが現れます。小さなマイナスドライバーを使ってこのネジを左右に回すことで、二重合致像の横像のズレ(=合焦距離)を調整することができます。

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  3. レンジファインダー機のフォーカス調整はレンズを無限遠の状態にしてフォーカスが合うようにするのが基本です。無限遠でピントが合えば近接撮影で多少ピントが外れてもかまわない、という割り切りが大切です(笑)。*1

  4. フォーカス調整のより詳しい解説は、本稿巻末の参考 URL をご覧ください。

本物のバルナックライカのフォーカス調整

本物のバルナックライカのフォーカス調整の方法は、フェイクライカと全く同じです。ここでは、調整用のネジの位置だけご覧ください。

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Leica IIc

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Leica IIIc

その他のレンジファインダー機のフォーカス調整

その他のレンジファインダー機の例として RICOH S-3 の写真を掲載しておきます。距離計調整用のネジは同じ場所にあります。

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RICOH S-3
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RICOH S-3 の距離計調整用のネジ。カバーのビスを外すと同じように調整用マイナスねじが現れます。

ミラーを使っていないレンジファインダー機の例

レンジファインダー機の中には距離計にミラーを使わない機種もあります。Zeiss Ikon Contessa 35(通称:貴婦人)はその代表例で、ドレーカイル式連動距離計と呼ばれる、それぞれ逆方向に回転する2つのくさび形プリズムを使用した距離計を搭載しています。バルナックライカのように距離計にミラーを使用していないので経年変化によるミラーの角度のズレは発生しません。

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ドレ―カイル式連動距離計を搭載した Zeiss Ikon Contessa 35。左右対称の美しいフォルムとガラス光路で構成された精緻な作りから「貴婦人」の称号で呼ばれるレンジファインダー機の最高傑作です。
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Zeiss Ikon Contessa 35 のドレ―カイル式連動距離計。それぞれ逆方向に回転する2つのくさび形プリズムで測距を行うためバルナックライカと異なり測距用ファインダーは1つしかありません。

【参考URL】

バルナックライカのフォーカス調整

その他のカメラのフォーカス調整

クラカメ修理専門店

脚注・コメント

*1:近接でフォーカス調整をした場合、調整を行ったレンズ以外ではフォーカスが外れる可能性が高いです。

【Photo】ハイカラさん de 鎌倉散歩 / 瀬尾由布子

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[date] 2007-11-04
[model] 瀬尾由布
[place] 御霊神社 
[camera] Mamiya C330 Professional f
[lens] Mamiya Sekor S 80mm f2.8 ブルードット
[film] Fuji PRO400N/120
[memo] フラットベットスキャナ(GT-X700)でスキャン
[developing] Adobe Photoshop + Adobe Lightroom Classic + Luminar 4

商品リンク

[asin:B07X2WRZ53:detail]

GODOX LEDP120C LED ビデオライト(upgrade モデル)

GODOX LEDP120C LED ビデオライトupgrade モデル)を購入しましたのでレビューを行います。

GODOX LEDP120C の特徴および仕様

GODOX LEDP120C は小型軽量の LED ビデオライトで、その特徴およびスペックは以下のようなものです。

  1. 長寿命(最高 50000 時間)の省エネ LED ビーズを 116 個搭載、明るく均一で柔らかい光を提供します。
  2. 背面パネルを操作することで、ライトのオン/オフ、光量や色温度の調整を行うことができます。光量は 10%~100%、色温度は 3300K~5600K の範囲で調整できます。
  3. CRI> 95、TLCI> 95 の高演色性ビデオライトです。
  4. 底面に 1/4 " メスネジがあり、添付のホットシューマウントだけでなく、各種ライトスタンドや三脚等でも使用可能です。
  5. 小型軽量なのでカメラバッグ等へ楽に収納もできて携行にも便利です。
  6. 電源はバッテリー(SONY NP-F550 / 750 / 970 タイプ、7.4Vリチウム)および AC 電源アダプタ(9V1.5A)が利用できます。*1
GODOX LEDP120C のスペック
LEDバルブの数量 116個
パワー 12W
色温度 3300K~5600K±300K
輝度(LUX) 580 0.5m/4500k)、630(0.5m/3300k)、680(0.5m/5600k)
調光範囲 10%~100%
演色性 CRI> 95、TLCI> 95
動作温度 -10~50℃
寿命 50,000時間
冷却ファン 内蔵
バッテリー Sony NP-F550 / 750 / 970 *2
DC 電源 9V 1.5A *3
サイズ 175mm * 130mm * 17mm
重量 220g
附属品 ライトスタンドアダプタ(ホットシューマウント付)、取扱説明書(中国語&英語)

GODOX LEDP120C upgrade モデルについて

GODOX LEDP120C には バッテリー駆動と AC 電源アダプタの両方をサポートした新型モデル(upgrade モデル)とバッテリー駆動のみサポートの旧型モデルがあります。旧型モデルには背面パネルに DC 給電ソケットが無いので購入時には注意してください。

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GODOX LEDP120C の開梱

GODOX LEDP120C のパッケージは薄型コンパクトで、内容物も LED ライト本体、ライトスタンドアダプタ(ホットシューマウント付)、取扱説明書(中国語&英語)、保証書の4点のみというシンプルなものです。なお、バッテリー、充電器、AC 電源アダプタは付属していないので、別途用意する必要があります。

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パッケージの表面・裏面と内容物。
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LED ライトの表面と裏面の操作パネル、附属のライトスタンドアダプタは三脚やライトスタンドに装着するためのホルダーとしても、カメラのホットシューに装着する場合のシューアダプタとしても利用できる優れもの。手持ち撮影時のハンドホルダーとしても使える。

セッティング

GODOX LEDP120C のセッティングは簡単です。付属のライトスタンドアダプタを装着してライトスタンドや三脚、カメラにセットするだけです。俯角・仰角の調整はライトスタンドアダプタのネジを緩めて行います。

電源(バッテリーまたは AC 電源アダプタ)を接続し、電源スイッチを入れて光量ダイヤルと色温度ダイヤルで発光の調整を行えば準備完了です。

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バッテリーをセットして電源スイッチを入れます。電池マークのボタンを押すとバッテリー残量がインジケーターに表示されます。

GODOX LEDP120C を使ってみる

今回のモデルはロビ2君です。GODOX LEDP120C で左斜め上からのプレーンライティングを施しました。色温度 3,300K / 4,500K / 5600K の3パターンに対してそれぞれ発光量 10% と 100% に設定して撮影を行いました。

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サンプル写真のセッティング。ダイソーのカラーボードで囲んだだけの手抜きセッティングです。(右)はオマケ画像。カメラのホットシューに装着するとこんな感じです。

カメラのホワイトバランスは 5,600K に固定し、露出は単体露出計の出た目でマニュアル露出にして撮影しています。参考までにカラーメータによる色温度と色被り補正値の測定結果も添付しました。*4

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LEDP120C を 3300K に設定。
(左)発光量 10%で 色温度 : 2,960K、cc : 0、f/4、1/40秒、ISO 800
(右)発光量 100%で 色温度 : 2,960K、cc : 2M、f/8、1/40秒、ISO 800
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LEDP120C を 4500K に設定。
(左)発光量 10%で 色温度 : 3,580K、cc : 0、f/4、1/40秒、ISO 800
(右)発光量 100%で 色温度 : 3,600K、cc : 0、f/8、1/40秒、ISO 800
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LEDP120C を 6500K に設定。
(左)発光量 10%で 色温度 : 4,170K、cc : 3M、f/4、1/40秒、ISO 800
(右)発光量 100%で 色温度 : 4,220K、cc : 3M、f/7.1、1/40秒、ISO 800

商品リンク

[asin:B08HMS3DQV:detail] [asin:B06XDL2127:detail]

脚注・コメント

*1:AC 電源アダプタが利用できるのは upgrade モデルのみです。旧モデルは AC 電源アダプタをサポートしていません。

*2:バッテリーは付属していません。別途購入する必要があります。

*3:AC 電源アダプタは付属していません。別途購入する必要があります。

*4:色温度の測定にはミノルタカラーメーターIII を使用しました。厳密に言うと、ミノルタカラーメーターIII は LED 光源には対応していないので、参考程度に留めておいてください。

【よもやま話】被写界深度の計算

今回のテーマは 被写界深度は計算で求めることができる という蘊蓄。

被写界深度(DOF:Depth of field)とは

被写界深度とは、焦点が合っているように見える被写体前後の距離の範囲のことです。一般に、被写界深度は被写体の前方に浅く、後方に深くなります。前者を前方被写界深度、後者を後方被写界深度と呼びます。

 

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EOS 1D X Mark II の AF Microadjustment 調整の様子。被写界深度がよくわかります。
➀ EF300mm F2.8L USM ※絞り開放
➁ EF70-200mm F2.8L IS III USM(70mm端) ※絞り開放
➂ EF85mm F1.2L USM ※絞り開放

イメージサークルと画角

レンズを通った光が結像する円形の範囲のことをイメージサークルと呼びます。このイメージサークルを角度で表したものがレンズの画角です。

許容錯乱円

焦点が合う範囲は厳密に言えば1点(ひとつの平面)だけです。 しかし、人間の目の解像度には限界があるので、本当はボケていても拡大しないと識別できないものは便宜上焦点が合っているものとみなします。このように実用上の焦点が合っている範囲を「許容錯乱円」と呼びます。

フィルムカメラ用レンズの許容錯乱円

主なフィルムフォーマットにおける許容錯乱円の大きさの一例を下表に示します。ただし、これはあくまで一例であってこの数値とは異なるものが使用されることもあります。たとえば、キヤノンの EF レンズの場合は許容錯乱円の大きさは直径 0.035mm に設定されていて、この値を基準に被写界深度などが算出されています。

サイズ フィルムフォーマット 撮像面サイズ 許容錯乱円の直径
小サイズ APS-C 22.5mm x 15.0 mm 0.019 mm
35mm 36 mm x 24 mm 0.026 mm
中判 645 56 mm x 42 mm 0.043 mm
6x6 56 mm x 56 mm 0.049 mm
6x7 56 mm x 69 mm 0.055 mm
6x9 56 mm x 84 mm 0.062 mm
6x12 56 mm x 112 mm 0.077 mm
6x17 56 mm x 168 mm 0.109 mm
大判 4x5 102 mm x 127 mm 0.100 mm
5x7 127 mm x 178 mm 0.135 mm
8x10 203 mm x 254mm 0.200 mm

(原典:Wikipedia) 

デジタルカメラ用レンズの許容錯乱円

デジタルカメラになってからは等倍で画像を見ることがごく普通のことになったこともあって、フィルム時代の許容錯乱円の大きさのままでは焦点が合っているものとみなすことが難しくなってしまいました。デジタルカメラ用に設計されたレンズでは、フィルム時代の許容錯乱円の大きさよりもさらに小さな値が採用されているようです。

被写界深度は計算できる

被写界深度は、カメラのセンサーサイズ、レンズの焦点距離、レンズの絞り値、被写体までの距離が分かれば計算で求めることができます。前方被写界深度および後方被写界深度はそれぞれ次の式で計算することができます。 

 被写界深度の計算

なお、下記のサイトに被写界深度に関する詳細な解説があります。より詳細な技術解説をお知りになりたい方は参考になさってください。

被写界深度の計算ができるウェブサイト

被写界深度の計算をするスマホのアプリもありますが、ここでは Web で計算できるサイトを2つ紹介しておきます。

カメラの被写界深度の計算

カメラの被写界深度の計算を行うことができます。(許容錯乱円径の欄は初期値0.03mmのままでも大丈夫です。)

被写界深度計算機(DOF Computer)

前後2つの被写体のボケ具合を画像でシミュレートできます。 *1

脚注・コメント

*1:リンクの一部が文字化けしていますが、「被写界深度計算機(DOF Computer)」というタイトルです。

GODOX SK300II プロフェッショナル スタジオフラッシュ ~後編~

GODOX SK300II プロフェッショナル スタジオフラッシュ ~前編~ では GODOX SK300II  本体についてレビューを行いました。後編では同ストロボに同梱されていたGODOX BD-04 バーンドア ハニカムグリッド 4色フィルターセットを使用したサンプルとモデリングライトの LED への換装について取り上げます。

前編をまだお読みになっていない方は下記の記事もあわせてご覧ください

GODOX BD-04 について

GODOX BD-04 バーンドア ハニカムグリッド 4色フィルターセットには以下のアクセサリが含まれています。本記事ではバーンドアと4色フィルターを実際に使用した例をレビューします。*1

  • バーンドア(ボーエンズマウント)
  • ハニカムグリッド
  • 4色フィルター(赤・青・黄・緑)
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GODOX BD-04 のパッケージと内容物。

また、今回購入したストア(PERGEAR)では独自にクリーニングキット(手袋、クリーニングクロス、クリーニングブラシ)のオマケを付けてくれました。*2

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PERGEAR 社が独自にオマケで付けているクリーニングキット。

4色フィルターセットの効果

前編 の天井バウンスでの使用例と同じセッティングで4色フィルターの効果を試してみました。

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➀ 赤フィルター(ISO 400、1/60秒、f/4.5)
② 青フィルター(ISO 400、1/60秒、f/4)
③ 緑フィルター(ISO 400、1/60秒、f/4)
④ 黄フィルター(ISO 400、1/60秒、f/5.6)

バーンドアの効果

次に、モデリングライトだけを使用して、バーンドアの有無で光の拡散がどのくらい変わるかを試してみました。

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(左)バーンドアを使わない場合(標準リフレクタのみ使用)
(右)バーンドアを使った場合

モデリングライトの LED への換装

GODOX SK300II  に標準添付されているモデリングライトは 150W のハロゲンランプなのでかなりの発熱があります。そのため使用中・使用後に不用意に触れると火傷の危険があるほか、難燃性素材を使用していないソフトボックスやアンブレラ等と組み合わせた場合に発煙や発火の恐れがあります。*3

そこで、モデリングライトを市販の LED ランプ(E26 ソケット)に換装してみます。

使用した LED ランプ

GODOX SK300II  のモデリングライトは、ストロボの光量に比例して光量を可変にするモードと 100% 固定で発光するモードがあります。モデリングライトを LED に換装するにあたって、光量可変モードで使用する場合には調光可能な LED ランプを選択する必要があります。*4

今回の記事作成にあたって、調光可能な LED ランプを探してみたところ、E11 ソケットのものはいくつか見つかったのですが、E26 ソケットのもので使えそうなものを見つけることはできませんでした。

元々 LED ランプはハロゲンランプに比べて光量が小さいので、光量可変モードで使用することはないでしょうし、100% 固定発光で使用するものと割り切って安価な LED ランプを購入しました。

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今回購入した LED ランプ。60W 相当のデーライトタイプが2個入りで 999円でした。
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(左)SK300II に取り付けてみました。100%固定発光で使用。
(右)発光の様子がわかるようにカメラの露出を絞り込んでみました。

標準装備のハロゲン球との比較

GODOX SK300II  に標準添付されているハロゲンランプと LED ランプとの比較をしてみました。色温度の違いがわかるようにカメラのホワイトバランスは 5600K に固定してあります。明るさ調整や色調整等のレタッチは一切行っていません。

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標準のハロゲンランプでの撮影サンプル。
(左・中)がセッティングで(右)が撮影結果(色温度 2480K、f/4、1/60秒、ISO 800)。
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LED ランプでの撮影サンプル。
(左・中)がセッティングで(右)が撮影結果(色温度 6810K、f/4、1/15秒、ISO 800)。

商品リンク

脚注・コメント

*1:今回の撮影内容はハニカムグリッドの効果がわかりやすいサンプルではないので、いずれ機会をみて取り上げたいと思います。

*2:GODOX 製品を取り扱っているストアによってそれぞれ独自のオマケを付けているようです。たいていはクリーニングクロス止まりですが、モデリングライトの付け外しに必須の手袋のオマケはありがたいです。

*3:難燃性素材を使用しているものでも素材の貼り合わせに使用している接着剤(糊)が発煙することがあるので注意してください。

*4:調光不可能な LED ランプを光量可変モードで使用すると故障の可能性があります。ご注意ください。

セコニック スピードマスター L-858D トランスミッターバンドルキットが 68,835 円 で予約受付中

セコニック スピードマスター L-858D トランスミッターバンドルキットAmazon で特価予約受付中(発売予定日は 2020 年 11 月 6 日)です。

 

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41BSVe-08NL._AC_.jpg

L-858D トランスミッターバンドルキットとは

スピードマスター L-858D は、現在販売されている単体露出計としては最新・最高の機種で、従来の(他社を含む)露出計にはなかった機能が満載の製品です。

さらに、別売りのトランスミッターを追加することで、フラッシュ(ストロボ)の設定や発光などの各種操作をワイアレスで行うことができます。簡単に言えば露出計にリモートコマンダーの機能が組み込まれるわけで、これまでリモートコマンダーと露出計を両手に持って行っていた作業が一台で済んでしまう画期的な製品です。

同製品の詳細については、以下の製品ページ・カタログ等をご覧ください。

特価予約受付中の商品リンク

L-858D 本体の Amazon の通常価格は 66,825 円、これに別売りのトランスミッター(Amazon の通常価格 13,426 円)が付いて 68,835 円という破格値です。

トランスミッターは以下の2種から選べます。*1

  • RT-GX : Godox用
  • RT-BR : broncolor用

数量 300 台限定で発売予定日まで残り1週間となっていますので、Godox ユーザの方、broncolor ユーザの方で購入をお考えの方は以下のリンクからお早めに!

その他の商品リンク

脚注・コメント

*1:RT-EL/PX : elinchrom/Phottix用だけはバンドルキットは販売されないようです。

GODOX SK300II プロフェッショナル スタジオフラッシュ ~前編~

amazon primeGODOX SK300II スタジオフラッシュ が安くなっていたので購入しました。通常販売価格 14,999 円のものが 6,299 円引きの 8,700 円で手に入りました。しかも(後で気づいたことなのですが)GODOX BD-04 バーンドア ハニカムグリッド 4色フィルターセット(通常販売価格 2,799 円)がオマケで付いていました。実質 5,901 円で 300Ws の AC ストロボが購入できたことになります。なんとも凄い時代になったものです。

GODOX SK300II の特長および仕様

GODOX SK300II は、写真撮影用の AC モノブロックストロボで、その特徴およびスペックは以下のようなものです。

  • ボウエンズマウント採用により各種のボーエンズマウントアクセサリを利用可能
  • Godox 2.4G ワイヤレス X システムを搭載
  • 150Wモデリングランプは 5% から 100% の範囲でストロボに合わせて調光可能(発光量 100% 固定も可能)
  • 1/16 ~ 1/1 まで 40 ステップの範囲で発光量の設定が可能
  • リサイクル時間は 0.1 ~ 1.0 秒と高速
  • ダイヤル・ボタンによる設定操作、設定内容は液晶表示パネルに表示
  • プリフラッシュ防止機能により、1回のプリフラッシュ発光システムを備えたカメラとの同期が可能
  • 優れた出力安定性、同じ出力下で 2% 以下のシフト
  • コンパクトで軽量な金属ボディ
  • 冷却ファン内蔵
GODOX SK300II のスペック
出力 300Ws
ガイドナンバー GN58
色温度 5600K ± 200K
電源電圧 AC200-240V/50Hz あるいは AC100-120V/60Hz
ストロボ電力調整 OFF、6.0~10.0(1/16~1/1)
モデリングランプ 150W
モデリングランプの発光量 5%~100%
トリガーモード シンクロコード、フラッシュテストボタン、スレーブトリガー、無線制御ポート
フラッシュ発光時間 1/2000~1/800 秒
ヒューズ 5A
リサイクルタイム 0.1~2.0 秒
サイズ Φ12.7 × 20.6 × 34cm
重量 1.9 Kg

GODOX SK300II の開梱

GODOX SK300II のパッケージはかなり大きく、巨大な段ボール箱に梱包されて届きました。パッケージの写真はなぜか SK400II のもので、SK300IISK400II は共通パッケージのようです。

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パッケージの裏表。なぜか SK400II の写真になっています。
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内容物は SK300II 本体、発光部カバー、標準リフレクタ― AD-R6、モデリングランプ(150W、E26型)、AC電源ケーブル。その他写真には写っていませんが、スペアヒューズが2本付いています。

セッティング

GODOX SK300II のセッティングは極めてシンプルです。モデリングランプを装着して電源ケーブルを繋ぐだけですぐに使用できます*1。ライトスタンドホルダーも本体に付いているので、そのままライトスタンドに載せて固定するだけです。

Godox 2.4G ワイヤレス X システムを搭載しているため、Xpro X1TX2T などのリモートコマンダーから発光量の調整やモデリングランプのオンオフができてとても便利です。

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① 150W モデリングランプは E26 ソケットにねじ込んで装着します。
② AC 電源ケーブルは背面操作パネルに装着します。
③ 操作パネルは必要にして十分な操作系になっていて使いやすいです。

SK300II のウィークポイント

AD200 / AD200Pro AD300Pro などのバッテリー式モノブロックストロボを使い慣れている人が SK300II を使用した場合に一番不満に感じるのが発光量の調整範囲の狭さでしょう。バッテリー式モノブロックでは最小光量が 1/128 や 1/256 であるのに対して、SK300II の最小光量は 1/16 になっているため、光量を絞り込んで使いたい人には評判が良くないようです。

筆者の場合、銀塩時代にバルカーやコメット等のジェネレータ式のストロボを使っていたので、最小光量 1/16 というのは別段珍しくは感じないのですが、デジカメからライティングの世界に入ってきた人は不便に感じるようです。これをウィークポイントと見なすかどうかは人によって判断が分かれるところだと思います。

ちなみに、私は写真の師匠から「照明機材にかぎっては大は小を兼ねないんだよ」と何度となく言われました。AC ストロボには AC ストロボの用途があると割り切って考えたほうがいいと思います。 

モデリングランプについての注意点

GODOX SK300IIモデリングランプは 150W のもので、このクラスのストロボとしては大きな光量のものが採用されています。 LED ではなくハロゲンランプなので発熱量が大きい点に注意が必要です。モデリングランプに関する取り扱い上の留意点を以下に掲げます。

  1. 使用中や使用後に素手で触れると火傷の危険があります。
  2. 難燃性素材を使用していないソフトボックス等は発煙・発火の危険があるので使用は推奨できません*2
  3. モデリングランプを E26 ソケットの LED に交換する場合、調光可能な LED ランプを使用する必要があります。なお、調光不能な LED ランプを使う場合は発光量 100% 固定で使用してください*3

なお、モデリングランプを LED ランプに交換する実例については、後編で取り上げます。お楽しみに。

GODOX SK300II を使ってみる

直当てで使ってみる

まずは、ストロボ直当てでぬいぐるみを撮影してみました。せっかく 150W という大光量のランプが付いているので、モデリングランプだけでどのくらい撮れるかもあわせて試してみました。なお、色温度の違いがわかるようにホワイトバランスは 5600K で現像してあります。色調整やレタッチは一切行っていません。

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① こんな感じで直当てしました(ISO400、f/8、1/15秒)。
モデリングランプだけで撮影 (ISO400、f/4.5、1/60秒)。
③ ストロボをマニュアル発光で撮影(ISO400、f/22、1/60秒)。

天井バウンスで使ってみる

つぎに、SK300II を天井に向けて天井バウンスによる撮影を行ってみました。モデリングランプだけで撮ったもの、光量を 1/16 から 1/1 への変化させて撮ったものをそれぞれ掲げます。前記と同様にホワイトバランスは 5600K、その他は未調整です。 

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モデリングランプだけで撮影(ISO400、f/4.5、1/4秒)。
② 発光量 1/16 で撮影(ISO400、f/5.6、1/60秒)。
③ 発光量 1/8 で撮影(ISO400、f/8、1/60秒)。

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④ 発光量 1/4 で撮影(ISO400、f/11、1/60秒)。
⑤ 発光量 1/2 で撮影(ISO400、f/16、1/60秒)。
⑥ 発光量 1/1 で撮影(ISO400、f/20、1/60秒)。

商品リンク

脚注・コメント

*1:パッテリー式ストロボではないので充電等の作業が必要ありません。

*2:難燃性素材でないソフトボックスを使用する場合は LED ランプへの換装を検討してください。

*3:調光不能な LED ランプを発光量可変で使用すると故障する恐れがあります。

【よもやま話】レンズの焦点距離

今回は レンズの焦点距離 に関する蘊蓄を・・・。

レンズの焦点距離とは

レンズの焦点距離とは、レンズから撮像素子までの距離である」という解説をよく見かけますが、これは単レンズの場合の話です。通常、カメラに使用されるレンズは複数枚のレンズを使うのでこの解説は正確なものとは言えません。

もし「レンズから撮像素子までの距離」だと仮定すると、焦点距離が長いレンズほど鏡筒が長くなるはずですが、実際にはそうでないものも多く存在します(ミラーレンズなどはその最たる例です)。

正しくは「カメラのレンズの焦点距離とは、レンズの主点から撮像素子までの距離である」となります。レンズの構成によって主点の位置がレンズ群の前にあったり後ろにあったりするため、レンズ設計によっては焦点距離が長くても鏡筒を短くすることができます。

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EF24mm F2.8 と EF40mm F2.8 STM。同じフルサイズの EF マウントレンズですが、EF40mm F2.8 STM のほうが焦点距離が長いにもかかわらず鏡筒の長さが短いことがわかります。

標準レンズと人間の視野

一般に、標準レンズと呼ばれるレンズの焦点距離結像部(撮像素子またはフィルム)の対角線長を基準としています。

たとえば、フルサイズカメラの撮像部(36mm×24mm)の対角線長は 43mm なので標準レンズの焦点距離は 43mm になります。ただし、これが人間が肉眼で見たときの視野に近いかというと定かではありません。視覚とは脳の働きを含んでいるためです。

ちなみに、ボンヤリ眺めているときの視野(視野角)は 35mmの画角、肉眼でプリントを見たときに等倍で見えるのが 135mm~200mmの画角、目を凝らして凝視しているときの範囲が 500mm~1,000mm の画角に相当すると言われています。

【永久保存版】 Amazon で購入できるフィルムの一覧

いまでは店頭でほとんど見かけなくなった数多のフィルムたちをもう一度見直しませんか? ・・・というわけで、Amazon で購入できるフィルムをせっせと(手作業で)一覧にまとめてみました。皆さんのフィルムライフのお役に立てれば幸甚でございます。

 

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Amazon で購入できるフィルム

Kodak

FIJIFILM

ILFORD

その他

[asin:B071WHRJTJ:detail] [asin:B071FYS1W3:detail] [asin:B072JS3CW5:detail] [asin:B07FLRBSH1:detail] [asin:B072MCYPN1:detail]

Amazon 以外でフィルムを販売しているサイト

Amazon 以外にも精力的にフィルムの販売や現像を取り扱っているショップがあります。ここではそれらの中から Web での販売を行っているサイトをいくつかご紹介したいと思います。(ショップは随時追加していきます。)

【よもやま話】ISO 感度

今回は ISO 感度に関する蘊蓄をひとくさり。

 

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ISOInternational Organization for Standardization国際標準化機構) の略称で、各国の標準化団体*1によって構成される非政府組織。

ISO 感度とは、ISO で策定された写真フィルムの規格で、以前は ASA 感度DIN 感度という2つの規格があったものを1つにまとめたものです。したがって正しくは ISO100/21°ISO200/24°ISO400/27°・・・のように ASA 感度DIN 感度 の2つの感度を併記して表記します。

ちなみに、ISO 感度の現行規格としては、カラーネガフィルムのための ISO 5800:1987、モノクロネガフィルムのための ISO 6:1993、カラーリバーサルフィルムのための ISO 2240:2003 があります。

日本語読みは「アイエスオー」、「イソ」、「アイソ」などと発音されています。

 

*1:日本の場合は「日本産業標準調査会(JISC)」。

ミノルタ フラッシュカラーレセプター

ミノルタ フラッシュカラーレセプターは、フラッシュ光のような瞬間光の色温度を測定する場合に使用するミノルタ カラーメーターⅡ専用の受光部(別売オプション)です。ミノルタ カラーメーターⅡに標準添付されている受光部は定常光専用のため、フラッシュ光などの瞬間光を測定する場合は受光部をミノルタ フラッシュカラーレセプターに付け替える必要があります。

筆者は銀塩寫眞時代からミノルタ カラーメーターⅡを愛用してきましたが、ミノルタ フラッシュカラーレセプターは持っていませんでした。このたびヤフオクで安く入手することができたので、さっそくレビューしたいと思います。

現在流通しているカラーメーター

参考までに、現在市場に流通しているカラーメーター(演色性測定機能をもつ高級機を含む)には以下のようなものがあります。

メーカー 名称・型番 機能・特長 標準小売価格
ミノルタ*1 カラーメーターⅡ 3色式カラーメーター。標準で定常光測定、オプションでフラッシュ光測定に対応。電源として 006P 乾電池を使用。 生産終了
カラーメーターⅢF 3色式カラーメーター。一台で定常光とフラッシュ光の双方を測定可能。電源として単三乾電池2本を使用。 生産終了
ケンコートキナー*2 カラーメーター
KCM-3100
3色式カラーメーター。一台で定常光とフラッシュ光の双方を測定可能。電源として単三アルカリ乾電池2本を使用。 170,000円
セコニック プロデジカラー
C-500
受光部に4つのカラーセンサーを搭載した世界初デジタル撮影対応のカラーメーター。デジタルカメラのセンサーまたはフィルムの特性に合わせた各モードをもっている。一台で定常光とフラッシュ光の双方を測定可能。電源として単三アルカリ乾電池2本を使用。 生産終了
スペクトロマスター
C-700
単体でフラッシュ光測定が可能な世界初の分光式カラーメーター。LEDや蛍光灯などの光源も正確に測定可能。デジタルカメラのセンサーまたはフィルムの特性に合わせた各モードをもつほか、スペクトルや演色評価などの各種の測定が可能。 生産終了
スペクトロマスター
C-800
感覚を数値化する新たな指標SSI、TLCI、TM-30-18、CRIの4種の演色評価指数を搭載。従来のRGBフィルターセンサー方式では苦手としていたLEDや蛍光灯などの光源も正確に測定可能。 180,000円
スペクトロマスター
C-7000
産業用途に適した分光色彩照度計。分光センサーにはCMOSリニアイメージセンサーを採用することでLEDや蛍光灯等、あらゆる光源を正確に測定可能。 250,000円

ミノルタ カラーメーターⅡ

ミノルタ カラーメーターⅡは、現在流通しているカラーメーターの中では最も古い製品で、本体に標準で添付されている受光部は定常光測定専用のものです。フラッシュ光を測定するためには専用受光部を別途購入する必要があります。古い製品ですが、カラーメーターとして必要十分な機能を持っており、中古品の価格も安い*3ため、現在でも利用者が多い製品です。

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ミノルタ カラーメーターⅡの本体。標準添付の受光部は定常光専用です。

ミノルタ フラッシュカラーレセプター

ミノルタ フラッシュカラーレセプターは、フラッシュ光の色温度を測定する場合にミノルタ カラーメーターⅡに装着する専用受光部です。別売品であり流通量も少ないようで、なかなかお目にかかれないレアものになっています。

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宝石箱のような専用ハードケースに収められているミノルタ フラッシュカラーレセプター

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標準添付の受光部(定常光用)を外して、フラッシュカラーレセプターに付け替えて使用します。

フラッシュ光を測定してみる

ここでは、ミノルタ フラッシュカラーレセプターを使用して市販のフラッシュ(クリップオンストロボ)の色温度を実際に測定してみました。

測定対象となるのは、正確な発色(色温度)で定評のある Profoto A1C と 一部のカメラマン*4からから発色が悪いと馬鹿にされている 中華製の Godox V860IIC の2機種です*5

Profoto A1C の色温度を測定

受光部をミノルタ フラッシュカラーレセプター に付け替えた ミノルタ カラーメーターⅡProfoto A1C色温度を測ってみます。①発光部に何も装着しない状態、②発光部にワイドレンズを装着した状態、③発光部にワイドレンズとソフトドームを装着した状態の3パターンについて測定を行った結果を画像で添付します。

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①発光部に何も装着しない状態。色温度は 5,750K とやや高め。

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②発光部にワイドレンズを装着した状態。色温度は 5650K と若干高めだが許容範囲。

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③発光部にワイドレンズとソフトドームを装着した状態。色温度は 5,500K とやや低めだがギリギリで許容範囲。

Godox V860IIC の色温度を測定

受光部をミノルタ フラッシュカラーレセプター に付け替えた ミノルタ カラーメーターⅡ Godox V860IIC色温度を測ってみます。①発光部に何も装着しない状態、②発光部に別売のソフトドームを装着した状態の2パターンについて測定を行った結果を画像で添付します。

 

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①発光部に何も装着しない状態。色温度は 5700K とやや高めだがギリギリで許容範囲。

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②発光部に別売のソフトドームを装着した状態。色温度は 5550 K と若干低めだが合格点。

以上より、色温度をみるかぎりにおいては、Profoto に対して Godox が特段劣っているとは認められませんでした。なお、ミノルタ カラーメーターⅡでは演色性は測定できないため、演色性に関する優劣はあるかもしれません。演色性を測定できる機材をお持ちの方のレポートを待ちたいと思います。

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商品リンク

*1:コニカミノルタ。測定器部門はケンコーに事業譲渡されたため、後継機はケンコートキナーから発売されています。

*2:ミノルタの測定器部門の事業譲渡を受けて販売されたカラーメーターⅢFの後継機。

*3:程度にもよりますが、2~3万円程度で購入できます。

*4:Profoto 信者と呼ばれる人種です。

*5:標準小売価格ベースで 10 倍近い価格差のある製品を比較している点に留意してください。

Velbon ウルトラロック式三脚(ULTRA 655)

はじめに

昔は三脚のブランドと言えば、GITZO または QUICK-SET の二者択一と相場が決まっていました。GITZO は機関銃の銃座を作っているメーカでその三脚の堅牢(頑丈)さに定評があり、QUICK-SET は保守部品の入手の容易さから自分で修理して長く使える三脚として愛用されていました*1

かくいう私もご多聞に漏れず、かつては GITZOG312(雲台は G1371)と QUICK-SETハスキー3段をメインに使用していました*2。 これらの三脚は今でも所有していますが、脚部だけで 3290g もの重量がある GITZO G312 は最近ではすっかり出番がなくなってしまいました*3

そんなわけで、最近は K&F Concept のアルミ合金製軽量三脚を使用することが多いのですが、この三脚は収納時に縮長を稼ぐためにエレベータおよび脚部を反転させて折り畳む構造になっていて、展張するときに逆に手間がかかってしまうという短所があり、もっと簡単にセッティングできる三脚の購入をずっと考えていました。

Velbon ウルトラロック式三脚という選択

今回購入した Velbonウルトラロック式三脚は、展張の容易さに重点を置いたユニークな三脚です。通常の三脚では、脚部の段数に応じて各段のロックと解除を行うリングが付いていますが、ウルトラロック式三脚は脚部が5段構成であるにもかかわらずロック解除リングが1つしかありません。しかも、そのリングは展張後の微調整を行うために2段目の伸縮を行うためのものです。

ウルトラロック式三脚では脚部の先端(一般に石突と呼ばれる部分)をひねることで、希望の段数分の展張を行うことができるようになっています。石突を手で握って捻るとカチッというクリック音が鳴り、クリック音の回数に応じて各段のロックが解除される仕組みになっています。すなわち、一気にクリック音4回分をひねれば全段のロックが解除されて一度に全高まで脚部を伸ばすことができるのです。また、石突を逆方向に一回ひねるだけで全段のロックがかかります。

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脚先端をひねるだけで希望の段数または全段を引き延ばすことができます。

Velbon ウルトラロック式三脚のラインナップ

Velbonウルトラロック式三脚には脚径に応じて4種類のラインアップがあり、さらにそれぞれ雲台がセットされたものと脚部だけのものが販売されています。以下にそれぞれのスペックおよび価格をまとめておきます*4

Velbon ウルトラロック式三脚(脚部のみ)
型番 全高 縮長 脚径 段数 本体重量 脚最大荷重 価格
ULTRA 355 1445mm 315mm 21mm 5段 827g 6kg ¥9,461
ULTRA 455 1526mm 355mm 24mm 5段 1002g 8kg ¥8,800
ULTRA 555 1558mm 370mm 27mm 5段 1307g 10kg ¥9,727
ULTRA 655 1536mm 375mm 30mm 5段 1480g 12kg ¥10,109
Velbon ウルトラロック式三脚(3Way雲台セット)
型番 全高 縮長 脚径 段数 本体重量 推奨搭載質量 価格
ULTRA 355 1520mm 390mm 21mm 5段 1120g 1.5kg ¥9,455
ULTRA 455 1620mm 425mm 24mm 5段 1440g 2kg ¥11,880
ULTRA 555 1670mm 466mm 27mm 5段 1800g 2.5kg ¥14,518
ULTRA 655 1660mm 483mm 30mm 5段 2060g 3kg ¥14,727
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ULTRA 655 / 555 /455 /355

今回はこの中から ULTRA 655 の脚部のみを購入しました。EOS 1D X MarkII などの重量級の一眼レフでも使用できるように耐荷重の大きい脚径 30mm のものを選ぶ必要があったためです。

Velbon 中型アルミ製三脚 ULTRA 655

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パッケージは他のシリーズと共用のようで中身に比べてやや大きめです。商品説明はシールで貼られています。
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開梱するとキャリングケースに入った三脚本体と説明書が入っています。キャリングケースは雲台付きで収納できるサイズなので脚部だけだとやや大きめです。
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商品輸送時にキャリングバックの中で遊んでしまうのを防ぐために、脚部が少し伸ばした状態で収納されていました。右の写真が脚部を縮めた状態です。

脚を伸ばしてみる

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脚部先端(石突)を左回転に捻ることで各段のロックが解除されます。石突を捻るとクリック感があります。
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クリック感の回数に応じて各段のロックが解除されます。一度に4クリック分捻ると全段のロックが解除されて一気に脚部を伸ばすことができます。

脚の微調整を行う

地面の凹凸などに応じてそれぞれの脚の長さを微調整したい場合は、微調整用のリングを回すことで2段目のロックだけを解除・固定できます。

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石突の上部にあるウレタン状のリングを左回転させると二段目だけがロック解除されます(右回転すると二段目だけがロックされます)。脚の長さを微調整したいときに使用します。

開脚角度を変える

三脚の開脚角度を変えたい場合は脚部調整ノブを使用します。ノブをスライドさせることで開脚角度を三段階に変更することができます。

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開脚角度の変更は脚部調整ノブで行います。脚部調整ノブをスライドさせるとロックがかかり、開脚角度が一番大きい状態になります。
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脚部を握って引き起こすと脚部調整ノブの位置に応じた開脚角度になります。脚部を伸ばすとロックが解除されて開脚角度が変わります(脚部調整ノブのロックを手動で解除することもできます)。

エレベータのロアーコラムを外す

開脚角度を最大まで広げるとエレベータのポールが地面に着いてしまうために低位置での撮影に支障が出ます。このような場合にはエレベータのロアーコラムを外すことで雲台の位置をを低くすることができます*5

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エレベータのポール部分を握って左回転させるとロアーコラムを取り外すことができます。
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取り外したロアーコラムの先端にあるキャップを外し、エレベータの底部に取り付けます。
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ロアーコラムを取り外す前と取り外した後。

雲台を取り付ける際の注意

国産の三脚では雲台の取り付けネジに UNC 1/4" を採用しているものが多く、UNC 3/8" を採用している中国製の雲台はそのままでは装着できません。このような場合は UNC 3/8" ネジを UNC 1/4" ネジに変換するアダプターを使用することになりますが、アダプターの高さが微妙に高かったり、皿ネジ部分の加工が不足していたりしてフィットしないものが多いので注意が必要です。今回 ULTRA 655Benro のギア雲台 GD3WH を載せるに際してもこの問題があり、HAKUBAH-SA8 という定番のアダプターを使用しました。

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HAKUBAH-SA8 を使用して雲台取り付けネジの変換を行いました。H-SA8 は安価でも評価の高いアダプターです。
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Benro のギア雲台 GD3WH を取り付けてみました。

その他(サイズ感など)

 

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全高と縮長

商品リンク

*1:QUICK-SETハスキー3段は写真学校推奨三脚ということもあり、写真学校出身のカメラマンに愛用者が多かったようです。

*2:用途に応じて Velbon 等の国産小型三脚も使用していました。

*3:Mamiya RZ67 等の重量級のカメラを使用する場合にたまに出番があるくらいです。

*4:価格は 2020 年 10 月 9 日現在の Amazon での販売価格です。

*5:エレベータが必要ない人はロアーコラムを外すことで 50g くらい重量が軽くなり携帯性が向上します。